「LLL~恋の骨折り損~」のみどころ
舞台は恋愛コンサルティング会社?
シェイクスピアの「恋の骨折り損」といえば、女人禁制で学問に励むことを誓いあったナヴァール王と側近たちが、フランスの王女たち一行に出会って、一瞬で恋に落ちてしまう、おバカっぷりが面白い恋愛コメディー。
約40作近い作品を手がけてきた劇作家別役慎司による新しい「恋の骨折り損」は、なんと恋愛コンサルティング会社を舞台にしています。ナヴァールとフランスは国ではなく、現代のオシャレな会社ということになるのです。SKY SOART ψ WINGS史上最も痛快に笑えるコメディーです。
甦る現代版シェイクスピア
イプセンやストリンドベリ、シラーといった古典戯曲の現代劇化に成功してきた劇作家別役慎司の新たなチャレンジは、シェイクスピア。
今回は「恋の骨折り損」の骨格はそのままに、翻訳に頼るのではなく、創作によって台詞を肉付けしていきました。シェイクスピアならではの言葉遊びを日本語で表現しています。
厳選された登場人物、洗練された構成、スピーディーでドラマティックな展開
「恋の骨折り損」はシェイクスピア作品の中でも評価が低い作品。欠点が多いのです。
別役慎司版「恋の骨折り損」では、これらの問題点を根こそぎ解決! 新しい現代劇として生まれ変わらせました。登場人物を、メインとなる恋愛ドラマの人物のみに制限し、各キャラクターの個性と魅力を引き出したのです。更に、現代的な小気味のいいテンポで、原作よりも入り組んだ恋愛模様が展開。3倍面白い作品になっています。
SKY SOART ψ WINGSの創り方
多彩な個性的なメンバー
今回の公演は、STONEψWINGSアクティングスクールの内部メンバーと、オーディションで選ばれた外部メンバーとの混合です。非常にユニークでバラエティーに富んだメンバー構成となっています。
稽古メソッドは、日本では他にない世界のメソッドを
SKY SOART ψ WINGSといえば、俳優教育も演出も世界のメソッドを用いています。日本の場合、すぐに台詞を覚えて立ち稽古といういい加減な創り方が多いものですが、SKY SOART ψ WINGSは土台作りからしっかり行い、台詞を喋るのは稽古の後半になってからです。
そのメソッドというのが、スタニスラフスキー後期のメソッドであり、RADA(英国王立演劇学校)講師であった故Peter Oyston氏より伝授された「I DO & I WANT」。別役は、このメソッドを10年以上磨き上げてきました。
スタッフはいつものメンバー
照明はシアターKassai小屋主でもある榊原大輔。舞台監督と音響は、零's Record社長林大介。舞台美術は造形芸術家morri。
トップクラスのスタッフとともに、創りあげます。
チケットの入手方法<販売中>
「LLL~恋の骨折り損~」チケット申し込みは
前売3000円 当日3200円