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STONEψWINGS創設当初の言葉
(2000年)

Origin
自由に羽ばたいていくには、 あまりにこの世界は厳しい。こんなにも力を込めて
飛ぼうとしているのに 世界はこうも自由を 奪い、苦しめる。翼が石と化しても
今は歩いていこう。

Main Aim
いい芝居を創りたい。演劇をもっと深くまで探りたい。 グローバルな視野でこれからの演劇を模索していきたい。偽物の演劇、いつの時代にもある観客に迎合する演劇、日本的すぎる演劇、目先の面白さだけで中身の薄い演劇、そんなものには絶対にならない。メンバーたちと楽しくやっていきたい。良き友人であり、良き仕事仲間でありたい。そうしてお互いを高め合いたい。21世紀を自分たちの時代にしたい。

Great Ambition
世界の舞台まで羽ばたく。演劇は、人間を映す鏡、日本人にこだわる必要はない。翼の石化が解けたとき、国境を越える。

Reality
リアリティーを追求しなければならない。どんな演出スタイルであろうと。日本は、偽物の演技があまりにも多すぎる。偽物の感情、偽物の喋り方、偽物の動き。それらは徹底的に排除しなければならない。人間を、社会を、この世界を、演劇という手段を用いて表現する。真摯に、本気で、それらと向かわなくてはならない。嘘っぱちの芝居はいらない。

Millennium Generation
こんなに目に見える形で世界が変わっているのに、こんなに若い連中が、いろいろな方面で活躍し始めているのに、日本演劇はこんな感じでいいのか。誰かが変える、いつかは変わる。はやいもの勝ちだ。おれたちが変えよう。けれど驕れるな 生半可なことでは無理だ。

 

STONEψWINGS創設当初に書いたこれらの言葉は、今読んでも、うなづくことばかりです。
基本路線はなにも変わっていません。

 

STONEψWINGSの指針

STONEψWINGSの目指すものは「質の高い舞台創造」です。

これを成し遂げるためには、センスある優れた演出家と、創造性豊かで技術・技能を持った優れた俳優がいなければなりません。とりわけ、俳優教育はとても大事なセクションです。
STONEψWINGSは「公演活動」「俳優訓練」を二本柱に考え、 ともに世界の演出法、俳優訓練法を研究した確固たるメソッドに基づいて実施しています。

* 非常に多くの劇団の人間がまともに演劇を勉強していないというのは恐ろしい実状です。大手の劇団は、古い因習が根強く残っているケースが多く、発声だけは立派なリアリティーがない演技だったりします。また小劇団は陶酔芝居や、目新しさだけの中身が伴わない芝居、表面的な演技、オーバーな演技が多いです。

公演活動[Production]……RADA(英国王立演劇学校)スタイルの、俳優の創造性が溢れる稽古プロセス、英国式のEmpty Spaceを生かし、目に見えない要素(イマジネーションやリアルな感情等)を重視した、センスある演出を行っています。基本的に、演劇は芸術です。美しく、また人に訴えかけるものであるべきです。人間が深く、精緻に描写されていなくてはならず、時に激しく時に静かにそれは展開されます。
俳優訓練[ACTOR TRAINING]……STONEψWINGSが提供するCOMPANY TRAININGには、 リッツ・ピスクのMovement Trainingや、スタニスラフスキーのsystem、豊富なシアターゲームやインプロヴァイゼイションなどが含まれ、多彩且つ役に立ちます。日本での俳優訓練の分野は非常に遅れています。世界の確固たる俳優訓練法を常に研究し続けています。STONEψWINGSの俳優訓練は世界に追随する形を取っていますが、そのことは常に日本のなかでは先陣を切っていることを意味するのです。

理念と実践だけでは、芸術の育たない国日本で理想を叶えることは困難です。そのため、「プロフェッショナリズム」を今後押し進めていきます。商業主義という意味ではなく、活動を大きくしていくために、様々な分野でプロ的な整備をしていきます。HPリニューアルはその一つです。今後、舞台の規模を更に大きくし、たくさんのお客さんに足を運んでもらうカンパニーを目指します。「しっかりした舞台を観るにはSTONEψWINGSしかない」といわれるくらいに。

質の高い舞台創造
公演活動
俳優訓練
プロ化
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