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STONEψWINGS俳優教育

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COMPANY TRAINING

トレーニング

トレーナー

STONEψWINGSでは、一年間の俳優訓練カリキュラムを安価で提供しています。詳しくは「ACTING SCHOOL」のページをご覧ください。
トレーニング 」という言葉は、継続して行う演技訓練であるからです。昨今よくある「ワークショップ」では真の実力が身に付くはずはありません。長い目で継続して行っていかなくてはいけません。「トレーナー」という言葉を使うのは、「演技を教える専門職」の人間が行うからです。、養成所や専門学校がよくうたっている「現役プロの講師」は、聞こえはいいですが「演技を教える専門職」ではない場合が多いのです。                 *参考「TRAINER LABO」 http://trainer-labo.com

俳優の五大要素

俳優にとって、ベースとなる基本要素に関する考え方は、トレーナーによって多少違いますが、基本的には共通しています。

@Body−身体
AVoice−声
BImagination−想像力
CEmotion−感情
DAwareness−意識

になります。これら五つの要素がバランス良く備わり、舞台で発揮できることが優れた俳優の条件です。逆に、これらの要素がどれだけ備わっているかを自分自身でチェックすることで、自分に何が足りないかわかります。
COMPANY TRAININGでは、これら五つの要素を無理なく伸ばします。

スタニスラフスキー

 

 

 

 


 

 

スタニスラフスキー
新時代

スタニスラフスキー、もしくはスタニスラフスキーシステムという言葉を聞いたことがあると思います。世界の俳優訓練や演出法の主流を成しているにも関わらず、日本では芽が育たなかったものです。メソッド演技と混同している人もいますが、メソッド演技とは別物です。メソッドはスタニスラフスキーをルーツにストラスバーグらアメリカ人が独自にシステム化したものです。
*メソッド演技(メソッドアクティング)は、推奨しておりません。スタニスラフスキーの制限された情報の中でおのおのに解釈して独自に築いたメソッドですので、偏りがあり、日本人に合わない部分もあるので俳優としてのバランスが悪くなります。特に、リラクゼーションや感情解放を重視している指導者には注意すべきです。メソッド演技は、スタニスラフスキー・システムのおよそ半分程度しか網羅できていません。

さて、スタニスラフスキーが日本で発達しなかったのにはいくつか原因があります。

@研究者にセンスがなかった。
Aスタニスラフスキーの書いた著書が完全ではなく、また誤解が多い。→これは日本だけに限らない
Bその翻訳「俳優修業」が更に、読みとりにくい逐語訳になっているということ。
C「俳優修業」の新しい翻訳が一向に出ない。
Dアメリカのメソッドアクティングの影響が強く、取って代わられた。
など

しょうがない理由はたくさんあります。ですが大切なのは、次のことです。

@今、世界はスタニスラフスキーを見直す時代に入っている!
(ソ連崩壊後情報が正しく入るようになり、真実が明らかになってきています)
A本当のスタニスラフスキーシステムを日本人は知らない!
(「俳優修業」はスタニスラフスキーの初期の著書。しかも、出版された内容は全貌の約半分。スタニスラフスキーが晩年までに大成させたシステムは、近年になって明らかになってきた。英語版では出版されているが、日本語版は一部しか出版されていない。もちろん別役はそれらを入手済みです)
ロシアにおいてもスタニスラフスキー誤解は多く、スーパーナチュラリズムと捉える演出家がいます。

スタニスラフスキーは晩年になって、システムを昇華させ、実践の場に移しました。
それらでは、「Method of Physical Action」という名や、「Psyco-Physical acting」「Active Analysis」という言葉が出てきます。
その名が新スタニスラフスキーシステムということです。

シアターゲーム

シアターゲームの類は、日本でもよく実践されるようになりました。STONEψWINGSでは、このシアターゲームを数百種類の資料の中、選んで提供しています。

しかし、シアターゲームの効果とはなんでしょうか? 日本では、「楽しい」「なんか役に立ちそう」というような曖昧な目的でやっていますが、欧米ではその目的と効果が充分に分析されるところまでに至っています。日本で遅れているのは、まだゲームの情報が少ないということと、目的・効果が分析されていないということです。
*できれば早い機会に、ゲームの本を出版したいと願っています。

シアターゲームは演技技術というよりも、演技技能を伸ばしてくれます。集中力を伸ばしたり、想像力を伸ばしたり、身体のコントロールや反応のレベルアップにもつながります。もちろん、仲間と共に楽しい時間を共有するということも大事な要素です。

インプロヴァイゼイション

インプロビゼーションという言い方もされますが、英国式の発音でインプロヴァイゼイションと呼んでいます。アメリカよりの場合、インプロ・ゲームというジャンルもあるので、それとは区別してください。俳優訓練としての即興です。

インプロヴァイゼイションは、主にペアワーク・グループワークで行います。基本設定を与えられただけであとは演じるものが膨らませて短いシーンを即興します。大きく分けると、このようなことをやります。
@Conflict(葛藤・対立)……2人で行い、お互いの意志・感情・目的がぶつかり合う。
AContrast(対比・対照)……2人で行い、お互いの立場や関係性が対照的になっている。
BGroup Work……3人以上の大人数が参加する即興。その中にconflictやcontrastがある。
CSolo……1人で行い、マイム・イメージを使って組み立て、行動と感情を持続させ、シーンを成立させる。

インプロヴァイゼイションも、本を出版したいと思っています。(どなたか援助を(/_;))

ムーヴメント・トレーニング

RSCやNTなどで、ムーヴメントを教えたリッツ・ピスク氏のムーヴメント・トレーニングを採用しています。ムーヴメントという言葉も聞き慣れないと思います。ストレッチや体操と近いのですが、身体の各部位を、動かすことで、身体のスムーズなコントロールを習得するものです。舞台で必要な身体コントロールはバレエやダンスのような、超人的な動きではありません。すなわち、自然な動きでなくてはなりません。しかし、舞台で緊張すると身体は強ばってしまうし、台詞に気を取られると動きがおろそかになってしまう。普段から身体を動かし、手入れして、自由にコントロールが効くようにしなくてなりません。

アレクサンダー・テクニーク

この言葉も日本人は聞き慣れないでしょうね。音楽家の方のほうがご存じだと思います。しかし、アレクサンダー・テクニークは、世界に支部があり、非常にたくさんの教師がいて、俳優や音楽家、アスリート、一般人の手助けをしています。
俳優は自分の身体が商売道具です。身体が歪んでいたり、癖が多かったり、頭痛や肩こり・腰痛などに悩まされていたら支障になります。また、メンタル面でもストレスが多かったりすると、仕事に影響が出ます。
これらの悩みを改善させてくれるのがアレクサンダー・テクニークです。

本来継続して行うべきものですが、STONEψWINGSでは、「スタニスラフスキートータルアクティング」開講時に短期的に実施しています。

位置づけ

直感的・技能・右脳l的 ←―――――――――――――――――――→ 理性的・技術・左脳的

ムーヴメント ―― シアターゲーム ― インプロヴァイゼイション ― スタニスラフスキー

精神と身体の双方が、うまくリンクして機能してこそ素晴らしい演技になります。これは行動と感情が表裏一体ということと同じです。行動は感情を導き、感情は行動を導きます。
COMPANY TRAININGで提供している内容が、いかにバランスがとれたものか理解していただけると思います。