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俳優を目指すならバイトは早くやめるべき

俳優ならバイトを辞めろ

ぼくがよく生徒にいうのは「バイトなんかしてる場合じゃないよ」ということです。
バイトほど、効率が悪い稼ぎ方はないうえに、自分に役立つこともなく、
自分が所属する劇団などに役立つこともなく、知らない人が社長をやってる会社の歯車となるだけです。

「じゃあ、バイトをやめて、どうやって生活費を稼いでいけばいいんですか?」
というけれど、それはとても視野の狭い質問です。
答えは「いくらでも方法はある」です。

金の稼ぎ方はいくらでもあるのに、その方法を探しもせず、安易にアルバイトの道を選んでいては、
勝ち組になれるわけもありません。
事実、圧倒的に学びの時間を取られ、どんどん誰かに追い抜かれていきます。

それだけでなく、バイトという歯車になってしまった人は、
健康上のマイナス面もあるし、精神面のマイナス面もあります。
ただ、当面の生活費を稼いで命を繋ぐぐらいしか主だった理由がありません。

かといって、正社員になれともいいません。
確かに収入面の確保は容易になりますが、これも時間を取られる上に、
自分の本当にやりたいことには直結しません。
ただ、社会性を身につける意味では、アルバイトよりもよいでしょう。
バイトよりも時間を削られ、ある意味「安定」があるため、
おそらくその状態から不安定な俳優業を目指す気力はなかなか沸かないでしょう。
正社員は蟻地獄のようなものです。
ブラック企業に勤めたならラッキーだと思って、辞めるきっかけにしてください。

実は、フリーランスや職人業、一芸に秀でて、それを売りに稼いでいく人の数は世界的に増えています。
先進国ではなんと30%ほどが、そんな人たちです。
バイトでも正社員でもなく、稼いでいる人は3割にものぼるのに、
俳優を目指す人はなぜバイトか正社員かで揺れるのでしょう?

自分の好きなことや得意なことを仕事にした方が、遥かに楽しいし、成長も見込めます。
また、現在はネットでほとんどの売る段取りができてしまうため、時間の都合もかなりつきます。
自分の力で稼いでいかないといけないので、安易な甘えがなく、人との交流を大切にするし、
自分を磨くことに熱心になります。

俳優は、俳優業以外で稼げるスキルをみつけるべきです。
バイトをしているだけ時間の無駄です。どんどん年を取って、スキルを磨くチャンスも失われます。
俳優だけで食べていくという幻想を追い求めるより現実的です。
(本当に俳優だけで食べていきたいなら、全部の時間を俳優修業と人脈拡大に当ててください)

幸い、今の時代は「人を動かす時代」で、俳優の表現力は武器となります
ルックスに優れた人は、それだけで高性能の武器です。
ルックスに時代遅れはありません。(ただし、賞味期限はあります)

さぁ、バイトを辞めるための計画を立ててください。
自分にしか出来ない強みを探し、自分がしたいことを発見してください。
バイトは、その実現までの期間のみにするのです。

 


TRAINER LABO更新分「俳優修業第三部」

TRAINER LABOが11年目に突入します。
しかし、近年はあまり更新がありませんでした。
これから、なるべくコンスタントに更新を続けていきたいなと思います。

今回の更新分は「俳優修業第三部」の続きです。
ぼくが読解しているのは、Elizabeth Reynolds Hapgoodのアメリカ版のものです。
近年発売されたJean Benedettiのeditionと比べると、かなり内容が異なるので、
どうしたものかと思うのですが、今のチャップターは引き続き、E.Hapgood版でいこうと思います。

 

天才の作品は明確性・繊細性とともに、作家自身の見えない思考と感情を現した確かなエネルギーがあるものです。従って、一つ一つの言葉に感情や思考が込められ、理由付けがされて存在しているのです。冗長な言葉に見えたとしても、無駄なものはひとつもありません。俳優は、理解し、発見し、生きた表現に変えていかないといけないのです。

身体的に具現化するはじめの期間は、創造的な感情を、言葉や声や仕草や動きや表情などで、あの手この手で表現しようとするあまり、大げさになるかもしれませんが、徐々により良い選択がなされ、削ぎ落とされていくでしょう。


出版の大海原にて思ふ

紀伊國屋書店で好評発売中

紀伊國屋書店は10冊ぐらい平積みされていました。

検索しても、ちゃんと情報が出てきますよ。

紀伊國屋書店 書籍データベース

売り場の地図も入った情報を印刷できます。 一枚頂いてきました。

企画のたまご屋さんで出版

お世話になった企画のたまご屋さんでも紹介されています。
とても親身になってくれる、素晴らしい出版プロデューサー田島さんにお世話になりました。
ありがとうございます。

 

さてさて、順調に、ハッピーに、いっているかと思うかもしれませんが、
ぼくはぼくで結構衝撃を感じています。

出版という夢を叶えましたが、喜びは達成した瞬間までです。
というか、ゴール地点でもう喜びはなく、次の目標を見ることになります。

出版という大海原

それはとても巨大で、自分がまだデビューしたての小さな存在だということを思い知りました。
書店の目立つ場所は、(出版社の戦略があるんでしょうけど)有力な、実績のある人たちの本が占めています。
最初から同じ土俵で闘えているわけではありません。

小さな場所の、小さな部数から、のし上がっていくのはとても困難で稀なケースなのでしょう。
ですが、そこしか居場所も道もないのです。

まだ名もなき自分が、平積みされて本が置かれたというだけでも喜ぶべきでしょうが、
そこから何万部のヒットや、取材、メディア露出まで繋げようと意気込んだら、
この大海原に圧倒されます。

一人ひとりの読者の反響や、ぼくを知っている周りの人たちの口コミで、状況は変わります。
いくら濃密な中身のものを書いても、売れるには、それ以外の要素があまりに大きい。
とてもお祝いムードに浸っていられるものではありません。

だから、大海原が馴染みの主戦場になり、目のつく置き場を占められるよう、
自分も大きくなっていかなければいけないと実感しています。

変わっていかなければいけないと思っています。

 


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