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水曜日, 5月 8, 2024

12/24 アドヴァンスクラス

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投稿遅くなって申し訳ありません!
2019年最後のアドヴァンスクラスは、
これまでやって来たハロルド・ピンターの「部屋」をもとに、15分程の舞台を作りました。

大まかなプロットに沿って即興的にやりましたが、
初めはなかなか話を展開させることが出来ず、
30分くらいまで間延びしてしまいました。
そこから別役さん演出に助けていただき、
上手くまとまったかなと思います。

表情や仕草で表現できる部分を説明的なセリフで表現してしまうと、
どことなく回りくどくなってしまったり、
必要のない動きは極力削ぎ落として表現した方がより密な芝居になると感じました。

まだまだ身体に染み込ませなくてはいけないことがたくさんありますが、焦りすぎず、でも緩まずものにしていきたいです。

12/17スタニスラフスキーマスターコース

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すっかり年が明けてしまいましたが、昨年分のブログです。
【Imagination~想像力~】第二回目になります。
今回も「動作」のカードを使い、その動作をしっかり正当化〈Justiphication〉していくようシーンを作ります。
ワークに入る前に
行動とは「時」「場所」「状況」によって変わってきます。
この3つの要素をしっかりイメージし、いかにドラマティックな行動の理由付けをしていくか・・・
というふりかえりが入りました。
①2人組で2枚カードを引き、カードの動作を正当化させるシーンをつくり、見ている人たちはカードの内容をあてる。
②4人組で3枚カードを引きシーンを組み立てる。
アイデアが突飛で行動の正当化が微妙だったり、ドラマティックに行動が正当化できていても最終的な決着が微妙だったり、シーン作りとはかくもむつかしいものかと思いました。
後半はプレイヤーがカードを一枚ひき、その動作のシーンを演じつつ、外野の質問に答えていきます。
外野は、例えば、いつ、どこ、だれ、といった今の状況や、家族構成、収入、将来の展望などのバックボーンなど、
プレイヤーのイメージを膨らませるような内容の質問を投げかけていきます。
プレイヤー側はその質問に対し、即興でイメージを膨らませ正当化して答えなければなりません。
(以前受講した際はここでデクラン・ドメランの『The Actor And the Target 』より8つのQUESTION{何をしているのか、したいのか、私はだれか、どこにいるのか、等々}が紹介されていました。邦訳版はなさそうです。)
今年開催されなかった『IDO IWANT』のクラスに結び付けて考えると、(ある意味DOしながらWANT・IMAGEを回答するような部分はあるかなと)現在の状況にかかわる質問のみならず、過去未来にまつわる質問もうまく混ぜていけば、よりシーンに深みを増す「過去・未来のIMAGE」のとっかかりの訓練になるのではないかとおもったりします。
せっかく2回目なので横の結びつきも意識しつつ、今年度残りもとりくんでいきたいと思います。
石井

12/17アドヴァンス!

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「The Room」の続き、総仕上げ?前編。

一つのシーンについて理解できたら、そこから前後のシーンも想像力や即興力で繋いでいけるはず…ということで、17日は「The Room」のインプロをやりました。

最初に別役さんから、人物相関図を書いてもらい最低限のキャラクター説明をしてもらいました。
20分くらいで起承転結終わらせたいとの事です。配役はこんな感じ。

ローズ…石田
バート…野澤
キッド…矢野
サンズ夫…上山
サンズ妻…轟
ライリー…上山

実際のシナリオはわからないのですが、勘を頼りに皆でやったら、一回目の大まかな流れはだいたい下記のようになりました。

バートが仕事で家を出る、朝の夫婦の日常→テキストのシーン→バートが一度帰ってきてまた出かける→サンズ夫妻が現れる、部屋を欲しがる→またキッド現れる、ローズ達に出ていってほしいと伝える(ここで時間切れ)

インプロなので自然な会話にはなりますが、どうしても無駄な部分が多くなりがちで、展開が進まず中途半端なところで終わってしまいます。
また最初の方から何度も登場する人達はそれぞれ、お話を動かしていくために自分の役割や反応を忘れないように心がけないと、ドラマが始まらずに終わってしまいます。
出番が比較的短い場合も、役割を明確に表現しないと何のための人達かわかりません。
作戦会議のため少し話し合って、また最初から挑戦。そしたらだいたい下記の通り。

バートが仕事で家を出る、朝の夫婦の日常→テキストのシーン→サンズ夫妻が現れる、部屋を欲しがる→またキッド現れる、ローズ達に出ていってほしいと伝える→ライリーが現れる、父の伝言を話して去る→皆が部屋に揃う、揉める(収拾つかなくなってここまで)

少しずつ舞台っぽくはなってきました。ただフィナーレを決めてないのでどうしようという問題が残ってます。それはまた総仕上げ?後半で。

せっかくなので、それぞれのキャラを活かして見応えのある「The Room」を上演したいと思います!

12月10日 アドヴァンスクラス

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かなり遅くなってしまいましたが、12月10日のレッスンについて書きます。

いよいよピンターの「部屋」も終盤に差し掛かってきて、

今回のこの作品を演じる上で重要な

・ローズとキッドの両者譲らぬ部屋への執着、またそこから自然に生まれるマウントの取り合い(パワープレイ)

・部屋の具体的なイメージや雰囲気。そこから生まれる自然な反応、感情

みたいなものは皆で段々と分かってきて演じられるようにはなってきたのですが、

ローズがキッドに対して、自分の住んでいる部屋以外の部屋と比べて自分の部屋がどうかしきりに確かめるシーンがあって、そこだけ上手く演じられませんでした。

何が足りないのか。

ということで、今回は、ローズとその夫バートで2人で生活するシーンやローズと階下の住人がゴミ捨て場とかで遭遇するシーンなどを即興的に演じてみました。

そうすることで、今まで何となくとしか感じていなかった部屋に対して、「この部屋は自分の一番のお気に入りの部屋で、どの住人よりも良い暮らしをしている。」というローズの思いが明確になって、その後キッドが入ってくる際にはあからさまに嫌悪感が生まれたり、

他の部屋の住人よりも自分の方が良い暮らしをしているということに対して、より固執するようになったり、否定されると感情が強く生まれたりしました。

一つ一つの場面に関して曖昧な理解で終わらせるのではなく、具体的な日常のシーンに落として、「もしも、自分がこの役だったらどうするか」

または、「この役はこのような状況を生きたらどう反応するか。」

といったことを実際にやってみて体感したり、想像してみることが大事なんだなあと改めて思いました。

それではまた!!

LAPAC Hollywood Intensive 2020

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hollywood

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HOLLYWOOD INTENSIVE FOR JAPANESE ACTORS!

 4 WEEK PROGRAM  Feb. 2nd to Feb 28th with special
performance on Feb. 29th, 2020

 

 

The Hollywood Intensive includes:

15 Hours a week of American Acting Techniques.

1.- An Introduction to the Sanford Meisner Acting Technique.
2.- On Camera Techniques for Film and Television.
3.- English with Performing Arts Techniques.
4.- Accent Reduction.

 

 9 Hours a week with Master Teacher:

Shinji Betchaku of the Wings International Acting School in Tokyo.  

1.- The Stanislavsky & Chekhov Techiniques
2.- Scene Study
3.- Final Performance for Invited Audience in Japanese & English

 

 

 

One Month Intensive Special Offer!
One time only discounted price 

 

 

LAPAC Artistic Director
Natalia Lazarus
Welcomes You!

 

 

 

WIAS Principal
Shinji Betchaku

 

 

Hello! I’m Shinji Betchaku and I have trained actors in the Constantine Stanislavsky and Michael Chekhov Acting Techniques for 20 years at my school, Wings, in Tokyo. In 2019, Wings and LAPAC created a Collaboration Agreement and at this time we are able to hold an excellent one-month intensive course for Japanese actors. Besides being able to take lessons in American Acting Techniques at LAPAC, I will also be teaching 9 hours a week in Japanese, and the program will culminate in a performance at LAPAC’s Promenade Playhouse Theatre. This will be an intense program. Join me in the United States and practice your English and Acting skills. No matter who you are, I will be there for a month to help you learn. Change your life and take advantage of this opportunity!

 

 

 

 

 

Japanese Student Testimonial About LAPAC
Shinichi Matsuba

 

 Video Interview with Actress and LAPAC Alumni Mayu Cho

 

 

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クリスマスパーティー★12/20(金)

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クリスマスパーティーのお知らせ

みなさんすでにご存じかと思いますが、12/20(金)はクリスマスパーティーです!
今年もプレゼント交換をしますので、
ひとり1000円前後のプレゼントを1つ用意してください。
くじ引きで交換します。

日時:12/20(金)19:30~
会場:シアターウィング
会費:2000円(予定)


※写真はイメージです

18:30から準備をしますので、時間のある人はお手伝いをお願いします。

12/3 アドヴァンスクラス

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ピンターの「部屋」のシーンアクティングが続きます。先週、ピンターの戯曲にはピンター特有のある要素が存在することを学びました。
それは・・・Power Pray。何か会話や議論において相手より優勢に立った場合、格闘技に倣って「マウントをとる」と言われるように、お互いの優劣、つまり立場が攻守逆転する様を表します。レッスン中のシーンにおいてキッドとローズのPower Pray、及び二人の心理を検証してみましょう。

ローズは自分の(超?)お気に入りの部屋にいます。そこへローズが暮らすアパートの大家であるキッドが現れます。キッドは昔、この部屋で暮らしていました。部屋の様子を懐かしみ、おもむろに物色を始めるキッド。部屋にあるロッキングチェアーに勝手に腰掛けます。この椅子はローズの入居前から部屋にあったようですが、そうだとしても大家とはいえ、勝手に座られたら気持ちのいいものではありません。もしかしたら、誰にも触られたくないかもしれません。自分の家に居るようにくつろぐキッドと、その様なキッドに対するローズの心理は如何なものでしょうか?

今回のシーンにおいて重要な要素や心理はどういうものか?それらを踏まえた上で次回のレッスンに備えましょう。

hirosh

11/19アドヴァンス

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引き続きハロルド・ピンターのThe Roomを扱いました。
男女でペアを決めた後に別役さんから「少し打ち合わせしてから各チーム発表」と言われ、最初は各チームある程度ふわふわ合わせてから発表しました。
結果は全チーム惨憺たるものでした。

「見ていてどれくらい内容が伝わるか100%中~%で答えていくので、できる!と思ったチームから前でやって。でもって何度でも見せに来て」と言われこの日のレッスン時間は通常と異なり、ほぼ自主練のようになりました。
進め方は各チームそれぞれでしょうが、前々回と前回のレッスンで何を学んだか思い出せているかが鍵で、空間のイメージを具体的に持てているか、目の前で起こっていることへの嫌悪感と他の部屋に対する意識の向けかた等を問われているようでした。
今回は見せた後にパーセンテージ%だけ伝えられてノーヒントのまま次回に持ち越し。
今まで扱ってきたテキストの中でもかなり難しいと思っていて、まだ自分の身に直接起こっていることとして捉えられないのがしんどいと感じました。

11/19 スタニスラフスキーマスターコース

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本日も引き続き【集中と焦点】について学んでいきます。
前半は前回に続きマルチレベルフォーカス
『Solitude in Public~人前の孤独~』
人は集団の中にいるほうがより孤独を感じる・・・とかいう話では当然なく、
「たくさん人がいる中で自分だけに集中する」という訓練です。
Soliの人は下記の中から一つ選び、集中して取り組む。
①防災マップを見る ②小説を声に出して読む ③けん玉をする
④クロスワードパズルを解く ⑤英語の問題を解く ⑥スマホでしゃしんをとる
周りのひとも①~⑥のどれかをやりつつSoliの人の邪魔をする、且つ、周りの人がなにをやっていたのか把握する。
(←マルチレベルフォーカスの訓練もあわせてやる)
Soli的には、ただただ「騒いでる」「呼ばれる」「ちょろちょろされる」くらいであれば意外とシャットアウトできるのですが、「自分のテリトリー」に踏み込まれると高確率で反応が向いてしまう・・・というのが発見でした。
(まさに解こうとしている問題の回答をいう、個人的(に興味がある)情報が出てくるetc.)
私は④クロスワードパズルを解くを選択し、ワークの時間内には完成することはできず、また、他の人の邪魔をするというミッションがあるにも関わらずパズルに没頭してしまったり、結局休憩時間を使ってパズルを完成させました。
『パズルの回答が知りたい』という「強い興味・理由」があったため、「クロスロードパズルを解く」という行動に没頭…集中してしまったわけです。

余談のようですが、
『何かに対して集中したり焦点を当てたりする場合、何かしらの感情や理由があるはず。理由なく行動してはならない』
と、この時配布されたプリントに記載のあった言葉をブログ書きながら改めて反芻しています。
後半からは【Circls of Attention~集中の円~】について学んでいきます。
[自分]が[集中している対象・範囲]は何か、によって大きく4つに分けられます。
【小】→自分自身、携行品などスポットライトみたいな範囲
【中】→会話相手など自分を取り囲んでいる領域。自分と相手、自分と何か。1対1。
【大】→周囲の景色、舞台全体、自分対複数
【特大】→観客を含む領域(第4の壁の向こう)
この集中の円を明確に切り替えていくことで観客目線で舞台上でおこっていることが、非常にわかりやすくなります。
①3人1組で。
A→アクションしながら集中の円を切り替えていく人。目線などで明確にどの円なのかわかるようにする。
B→Aに干渉し、集中の円を操作する人。
C→Aを観察し、集中の円の状態をコールする人。
終わった後でCのコールと実際の円について検証します。
②目線固定で円の範囲のみコントロール。観察者のコールとズレがあったか後で検証。
③コールに合わせて円の範囲をコントロール。切り替わるのに以外と時間がかかるのでちゃんと待つこと。
また、円の大きさによってどんな違いが生まれるのかしっかり観察する。
イシイ

11/12 スタニスラフスキー

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新しく入りましたkurumiです。

更新遅くなってしまい申し訳ありません。

今回は、前回のマルチレベルフォーカスの続きをやりました。内容はカードをそれぞれ二枚引いて、書いてあることを1人ずつやるというものでした。一枚目のカードには行動を、もう一枚のカードには話す内容について書いてあります。この二枚のカードを組み合わせて1人ずつ発表していきました。

カードの内容は以下の通りです。

行動

・絵を描く

・コインをたてる

・ペンキを塗る

・シャドーボクシングをする

・掃除をする

・自分のカバンをいじる

話す内容

・短所長所

・悲しいこと

・真面目なこと

・政治について

最初は1人ずつ発表していき、後半は2人ずつ発表しました。2人ずつの際には、2人それぞれが与えられたカードの内容の行動をとりながら話します。ただ話すだけではなく相手の話を聞きながら話さなければなりません。

また見学の人は2人の会話を同時に聞いて、それぞれどんな話をしていたか最後に説明していきました。

人の話を聞きながら話すのは想像以上に難しかったです。また話すことに集中してしまい、行動が疎かになってしまいました。

最後は話しながらマルバツゲームをやりました。2人一組になって話すをテーマを決め、そのテーマについて話しながらマルバツゲームをしました。

話すことに集中してしまうとミスが多くなってしまい、ゲームに集中しようとするとゲームが進まなくなってしまい二つのことを同時にすることの難しさを感じました。