どうもこんにちわ、
新年度が始まりますね、イソヤマです。
すみません、これは去年度最後のスタニスラフスキー コースの日誌になります。
ついにラストということで、最後の1ヶ月くらいは、一気に色々駆け抜けて行ったなぁという感じでした。
で、最後の締めくくりは、characterization(つまり、役作り)です。
前の週に課題として、周りの人々の中で二人選んで観察して、どういう癖があるのがどういう行動をしているのかを研究しました。
それを元に、まず、どういう人を観察したのかを発表し、それを元に短いシーンを再現するというものでした。
それで、役作りとは?というところになりますが、まず役(自分とは別の人)を演じるには情報が必要で、その情報が多くなればなるほど、よりその役になれます。(自分の中でその全てを扱いきれるかは置いておいて)
ここでいう情報とは、性格やその人のこれまで、今おかれている状況などが挙げられます。
で、実際の情報に基づきつつも足りていないところは自分たちの想像で埋めて役作りを行います。
自分がすごく納得したのは別役さんの「どんなに準備して、役を演じてみてもいきなり馴染むとは限らない」という内容で、当たり前ではあるんですが、全くとはいかないまでもかなり自分と異なるところを演じるので、「良い感じ」にいきなりならないし、それですぐに良し悪しの判断をしてはいけないなというのを感じました。
個人としては、自分で作った役を演じるときに信じ切って演じられるかというところも役作りの上で重要なポイントになるのではないかなと思っていたので勉強になりました。
で、実際に演じようとすると、(まぁ自分がそうだというのはあるのですが)まず観察した人の動作や居住まいを真似をしてみて、スタニスラフスキー の最初の授業でやった姿勢とか重心とかを思い出したり、どういう動き・行動をしていたかを再現しているときに、行動の連鎖、行動の必然性をもった積み重なりを思い出したりして、これまで1年間のやってきたことが確かに役作りに収束しているんだということを肌で感じました。
今回は、あまり存在感のあるようなシーンにはできませんでしたが、これまでやってきたこと一つ一つの大切さとそれの有機的なつながりを感じられたのが良い体験になりました。
あんまりうまく書けていない気もしますが、なんとかスタニスラフスキー の技術を一年を通して追って行くことができました。
それではまた。
今までの学びがパズルのように組み合わさったようなレッスンで良かったですね!お疲れ様でした!
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