スタニスラフスキートータルアクティング土曜日 9.11

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なんだか縁起でもないタイトルになってしまいました。井上です。

先々週から新しい要素「行動」に入りました。
行動には連鎖性があり、また時・所・状況の作用を受けて様々に変化するという事を学んだ上で、いくつかの単純な行動を様々なバリエーションで行う事をしました。

・食事の準備をする。
・紙を燃やす。
・新聞を読む。
・スーツケースに荷物を詰める。
・コートを脱ぐ。

これらの行動をベースに、先週は指定された状況で、今週は自分で考えた状況で短いシーンアクティングをしました。
これだけのシンプルな行動でも、あるいはシンプルだからこそ、様々なバリエーションが生まれました。
今週は特に二人以上でのシーンアクティングをしましたが、なかなか白熱して面白かったです。

テンポやリズムはまだこれから学ぶ要素ではありますが、一つのアクションを異なる時・所・状況の中で行う事で、自然とそれらの変化が現れたりするのは面白いと思いました。誰も特に意識して変えている人はいなかったと思います。やはり演技の要素とはそれぞれが密接に絡み合って一つの演技になるのでしょう。
演技の要素を学ぶという事は、バラバラの点を繋ぎ合わせる作業ではなく、一つのモノに様々な角度から光を当てる作業なのかなと思います。そうして全体の形を理解してこそ、そのモノの真ん中を見つけ出し核心にたどり着くことができるのでしょう。
とかふと考えてみる。うんたらかんたら。

それではまた今度。

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