10月15日アドヴァンスクラスのブログ。

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遅くなりましたが木曜クラスのブログです。

今回は前回に引き続き鑑賞、俳優の5大要素等を踏まえてディスカッション。

鑑賞したのはスコットランドのナショナルシアターの上演作品で

「BLACK WATCH」。

イラク派遣の兵士をスコットランドではそう呼ぶそうです。(ですよね?)
スコットランドの歴史的背景なども含めつつ、若い兵士たちの心情か描かれています。

ひろりん曰く、「トレインスポッティングのスコットランド版」だそうです。

感想としては、毎回出てくる「英語が聞き取れれば…」と「外国人だから格好良く見えるのは気のせい…?」というのはさておき。
軍人らしい身体・姿勢と声で、これは日々の訓練の結果なのでしょう。

あとやたら台詞に「ファッ○ン」という単語が。
兵士の言葉使いなんでしょうね………

演出については、途中軍歌がさしはさまれたり日本では殺陣にあたりますか、訓練のシーンがあったり、歴史の解説的なシーンでは当時の軍服に舞台上で早着替えしたり飽きさせない工夫がされていました。

ただ別役さんによると音響や照明の使い方など、イギリスの舞台よりは洗練されてない感じだそうです。

確かに、フラッシュ的な照明とか爆発時にスローモーションとか、けれん味ともいえる演出、海外でもやるんだーって思いました。
そういうのって何となく日本の小劇場っぽくないですか?
勝手なイメージですが…

私はよく、観客を楽しませることと観客に迎合することの違いや、エンターテイメントと芸術の境界線について考えます。紙一重ですよね。

2 コメント

  1. 迎合しなくても、本当にいいものは楽しんでくれるよ。
    また、楽しませてやろうと狙って作ると笑いは多くなりやすいけど表面的になる。楽しんでほしいと純粋な気持ちで作ると、笑いの他に心が動かされたりする。

  2. 小生が言ったのは「トレインスポッティングinイラク」!トレスポの舞台はスコットランドですから(笑)ラリパッパ?!なスコティッシュヤング達がイラクの最前線に放り込まれたらどうなるか・・?確かに洗練は今ひとつかもだけど、パワフルかつ不条理テイストもありで(言葉の壁はモチロンあったものの(苦笑))小生的には面白く見られました♪
    「楽しませる」と「迎合する」の差異・・確かに映画でもいわゆる「バカ映画」って面白いけど、「狙ったバカ映画」ってホント始末に悪いもんな(笑)例え語り口が饒舌でなくとも「オレはこう思うんだ!オマエらはどう思う?」っていう、作り手の想いが伝わるような映画或いは芝居を愛していきたいもの。

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