土曜日クラス・集中と焦点 -Circles of Attention

0
1425

土曜日クラスのYです。
前回のブログを書いたのも私じゃないですかー。
当番が上手く回らない土曜日です。

土曜日メンバーは今5人。めっきり減ってしまいましたが、その分濃い時間を贅沢に過ごしています。

さて、今週も集中と焦点でしたが、今回は「注意の円・集中の円」がテーマでした。
自分の注意の及ぶ範囲を円に例え、小、中、大、特大という風に捉えます。

☆自由に書いたら長くなってしまったので、これ以降は「続きを読む」でどうぞ☆


小は自分と自分の持ち道具、自分の目の前のもの。
中は会話の相手や見ているモノなど。
大は周囲の風景、舞台全体。
特大は客席を含む領域。

これらはそれ単独ではなく複合的に存在するものではありますが、その状態を明確に意識する事が重要なのだそうです。これが定まっていないと、演技も定まっていないものになってしまうからです。

まず、それを自覚するために3人一組でコインを使った簡単な実験をしました。
一人がコインを持って何かをする。置いても、渡しても、数えてもOK。
もう一人がその人に話しかける。
もう一人はコインを持った人の集中がどういう状態(小、中、大)かを言う。

コインを数えていると小。人に渡すと中。どこに置こうか見渡していると大、と言う風に。

次に、今度は身体を動かさず、視線を一点に定めた状態で、その人の集中のレベルがどこにあるのかをもう一人が言っていきます。

そんなの無理だあ、と思っていたのですが。

不思議な事に、なんと、分かる!!!!

私が担当したSさんに関して言えば、気が一点に集中している感じがするときは中。
大になると、その意識がぱあーっと広がっているように希薄に感じます。
小の時には、自分の中身を見つめているような雰囲気。

うーん、上手くいえないんですが、本当に微妙だけれども明確な違いがあるのです。
ほら、「人の話聞いてないでしょ!!」って怒ったりするじゃないですか。
こっち向いて頷いているんだけれど、「うわのそら」で絶対聞いてない!!と思う、あれ。
その感覚に近いかなと思っています。

身体のどこも動かさずにこれだけのモノが伝わる、というのは正直怖い気がしました。
ウソなんか付けませんね。(つきませんが)

また、やる側としては意外と「大」の集中って作りにくくて、何をやっても殆ど「中」の集中になっていたのですが(つまり目の前の何かを見ることに必死って事です)、帰りながら「いつもの自然な自分がどういう集中をしているか」を検証していたら、意外と大中小が豊かに使い分けられている事が分かりました。

階段を下りるときに周りを見渡す⇒大
階段を見る⇒中
定期を取り出す⇒小

みたいな感じで。意外と大が多かったりするんですよね。ボーっとしてたり。
ここにも演技(自分で作ったもの)と自然発生的なものの乖離を感じたりして。

自覚する事が第一歩だと思いますので、ここからもっと色々な事に繋けて行きたいな、と思っています。

のびのび書いたら、長文になってしまいました…。
ご拝読、ありがとうございましたv

来週再来週は水曜日に振り替えでお邪魔します♪