英国観劇ツアー 観劇作品の見所!

2
1439

Les Miserable
20(月)「レ・ミゼラブル」Les Miserable
22年という長期ロングランを誇る。キャメロン・マッキントッシュがプロデューサーで演出は「キャッツ」などでも有名なトレヴァー・ナン。ナショナルシアターの前芸術監督でもあり、別役が最も尊敬する演出家。演出には、日本にも来たジョン・ケアードも加わっていました。トニー賞8部門など多くの賞を受賞した伝説的ミュージカル。一度は観ておきたいですね。

... some trace of her
21(火・昼)「サム・トレイス・オブ・ハー」…some trace of her
ドストエフスキーの「白痴」が原作。演出はケイティ・ミッチェル。ケイティ・ミッチェルは、別役が修士論文の際にも取り上げた注目の女流演出家。映像を使ったり、刺激的で独創的な演出が得意。今回も、想像を超える演出を期待できます。劇場はコテスローシアターで、様々な舞台設計が可能な小劇場です。とても勉強になる作品となるでしょう。

Ivanov
21(火・夜)「イワーノフ」Ivanov
アントン・チェーホフの「イワーノフ」はケイティ・ミッチェルの演出でも観たことがあります。Donmar Warehouseなので世界の最前線です。この「イワーノフ」をあのトム・ストッパードが書き直しました。ストッパードはウィットに溢れた喜劇作家でアカデミー賞やトニー賞など様々な賞を取っています。主演はケネス・ブラナー。彼の演技を生で、かなりいい席で観られます。演出はオリヴィエ賞や批評家賞などを何度も受賞してきたマイケル・グランデージ。世界で指折りの演出家です。

Midsummer Night's Dream
22(水)「真夏の夜の夢」Midsummer Night’s Dream
シェイクスピアの生まれ故郷ストラットフォードアポンエイボンで観るのはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「真夏の夜の夢」。演出は、シェイクスピア演出にかけてはナンバーワンともいわれるグレゴリー・ドーラン。今のRSCを支えるこの演出家の作品はそんなにすごいのか? この目で確かめてみましょう。

Oedipus
23(木)「オイディプス王」Oedipus
ナショナルシアターのメイン劇場オリヴィエ劇場で観るのは、ギリシア悲劇の最高峰ソポクレスの「オイディプス王」です。別役はかつて「オイディプス王」と「コロヌスのオイディプス」をミックスした作品を書いたことがあります。オイディプスを演じるのは「シンドラーのリスト」や「イングリッシュ・ペイシェント」「ハリーポッター」でも知られるレイフ・ファインズ。演出は実力者ジョナサン・ケント。

以上、5作品を観劇予定ですが、ものすごく濃厚で価値のあるラインナップとなっています。劇場もナショナルシアターやロイヤルシェイクスピアシアター、ドンマーウェアハウスで、大劇場も小劇場も体験できます。一生の財産となるでしょう。 

シェア
前の記事再開!
次の記事第9回公演台本完成

2 コメント

  1. いろいろとありがとうございますm(__)m
    やっぱり予習した方がいいのかなぁ?
    それとも、あえて予習しないで臨むべき??
    予習しなくても知ってる作品もあるけど…
    どうしようかなぁ。

  2. そういえば、予習できるのがほとんどだね。
    「イワーノフ」や「オイディプス」は読んでおけば、筋だけじゃなく台詞もいくらか思い出せる。
    作品を読んで、自分が演じるならここ難しいなぁという所をチェックしておいて、そこが実際どのような演技をされる観るというのも面白いかも。
    「イワーノフ」あたりをアドヴァンスで取り上げるのもいいなー。

Comments are closed.