【目的】演技の重要要素をテーマに、総合的な技術を身につけ、本物の俳優へなるべく基礎から応用まで身につける。
日本でも誤解されてきたスタニスラフスキー。最新の情報に基づく本当のスタニスラフスキーのメソッドは、ここでしか学べません。本物の俳優になるための二本柱となるクラスの一つ、「スタニスラフスキー・マスターコース(旧:スタニスラフスキー・トータルアクティング)」が具体的にどのような内容なのか、説明します。
1.HA!
最初は、「HA!」で、日常生活から稽古への切り替えをします。
ネガティブな思いを払拭し、これから素晴らしい経験が待っているというポジティブな思いに変えます。
2.ムーヴメント・トレーニング
次に、ムーヴメント・トレーニングです。ナショナル・シアターやロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでも指導したリッツ・ピスクのムーヴメントを紹介。身体を動かします。
俳優にとって身体は商売道具。意識的にコントロール出来るように、身体トレーニングを行います。
3.スタニスラフスキー
軽く休憩をおいたあと、スタニスラフスキーに入ります。演技の重要要素を、テーマ別に、豊富なエクササイズやワークを通じて身につけてもらいます。各テーマにつき、基礎的な錬成から演技に直結する応用まで、約1ヶ月~2ヶ月かけます。
<テーマ>
4月頃 アレクサンダー・テクニーク
5月頃 スタニスラフスキー理論・歴史、「緊張と解放」
6月頃 「重心とバランス」「エネルギー」
7月頃 「筋肉とパントマイム」
8月~9月頃 「行動と演技」
10月~11月頃 「集中と焦点」
12月頃 「イマジネーション」「正当化」
1月頃 「五感」「感情」
2月頃 「精神と身体」
3月頃 「コミュニケーション」「テンポ&リズム」「役作り」
俳優訓練の始祖であり、世界の俳優訓練のベースであるスタニスラフスキーの理論に基づき、本物の演技技術を習得します。