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Acting Training for Professional-プロ養成としての俳優訓練

プロの俳優になるためには真剣に学ばなければいけない

1.プロとは
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 「プロ」という言葉には二面性があります。一つは、職業として、ちゃんと給料をもらえること。つまり仕事をもらえる俳優。もう一つは、確固たる実力をもっているということ。

 日本ではおかしなことに、この二つが両立していません。そして前者のほうに圧倒的に比重があるのです。オーディションブームが示すとおり、俳優志望者はメディアに露出したり、仕事をもらえることを第一に置いています。悲しいかな、そのための実力をつけなければならないという意識も低いし、芸能界も実力や経験よりも、ルックスや将来性を買います。
そのため、TVや映画、舞台で芸能人が引っ張りだこで、賞も芸能人に与えられる始末です。実際には、全く実力不足であるのに、人はそこまで気づきません。これは芸術ではなく、エンターテインメントが育った日本の特徴的な現象です。

 プロは「実力主義」でなくてはなりません。真の実力をつけたいと願う、プロ志望もしくはプロの方をSTONEψWINGSでは求めています。

 真の実力があれば、ルックスが劣っていてもやっていけます。真の実力があれば、現在のエンターテインメントの風潮が変わり、実力主義の風潮になったとき、活躍の場が更に開けます。国際化の道をたどっている以上、少なからず実力主義に流れは傾いていくでしょう。

 STONEψWINGS ACTING SCHOOLは、プロダクションでも芸能事務所でもありません。今後、プロダクションとしての部門を持つことは大いにあり得ますが、それでも実力主義のスタンスを変えることはありません。
確固たる実力をつけるため、しっかりとした基礎力をつけるため、演技力に自信を深めるため。そういった目的で応募してきてください。

2.資格のない世界
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 俳優という職業に資格は必要ありません。例えば、美容師であれば、国家資格が必要で、そのために2~3年の修業を必ず行います。俳優は、美容師の仕事よりも簡単なのでしょうか? 美容師の仕事も難しいですが、俳優は心も体も人生経験も全てを総動員しなければいけないので、もっともっと困難です。
なのに、誰にでも程度の差はあれ演技というものはできてしまい、資格も必要もないので、真剣に学ぶ人が少ないのです。

これはありえないことです。美容師であれば、ほとんど勉強もしていない人が堂々と人の髪を切るのと同じ事です。そのことを疑いもせず、恥ずかしくも思わず、憧ればかりを抱いて、俳優や声優、タレントの世界を目指そうとします。

 そんな世界の中で、「いや、しっかり学ばないと、客に対して失礼だし、自分も満足しない」と勉強する人もいます。素晴らしいことです。是非、その気持ちを曲げないでください。
ところで、いざ学ぼうとしても、この世界の講師は「現役プロ」という言葉をよく目にしますが、彼らはどれだけ信頼がおけるのでしょうか? 
美容師に例えれば、ほとんど勉強もせず、独自の経験で髪を切ってきた人たちです。そんな人の教えることは、本当に正しいのでしょうか? その人だけに通用するやり方ではないのでしょうか? 
医者であれば、大学で学ばず、医師免許ももたず、医療行為を繰り返してベテランになった人です。そんな人のいうことを信じられますか?

 しかし、この世界には資格はありません。日本の演劇人は、実際なにが正しくてなにが正しくないかなどわかりません。だからこそ、様々な、好き勝手な演劇がたくさんあるのです。
資格があればそれは一つの基準になりますが、ないのであれば、どこに基準を置けばよいのでしょう?

 実は、世界の俳優訓練を研究していけば、基準というものが見えてきます。長い歴史と実績のなかで培われた、より正しい知識、より正しい方法というものがあるのです。(残念ながら、絶対というものはないので、「より」という言葉が付きます)

 ですから、講師は「現役プロ」ではなく、基準を知り、知識とノウハウを持っている「教えるプロ」でなくてはいけないのです。
STONEψWINGSアクティングスクールが、他の養成機関と大きく異なる点でもあります。

ミッション STONEψWINGSアクティングスクールは、「質の高い舞台創造」を実現すべく、世界の俳優訓練を提供し、次代を担う優れた俳優を育成します。