11/19 スタニスラフスキーマスターコース

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本日も引き続き【集中と焦点】について学んでいきます。
前半は前回に続きマルチレベルフォーカス
『Solitude in Public~人前の孤独~』
人は集団の中にいるほうがより孤独を感じる・・・とかいう話では当然なく、
「たくさん人がいる中で自分だけに集中する」という訓練です。
Soliの人は下記の中から一つ選び、集中して取り組む。
①防災マップを見る ②小説を声に出して読む ③けん玉をする
④クロスワードパズルを解く ⑤英語の問題を解く ⑥スマホでしゃしんをとる
周りのひとも①~⑥のどれかをやりつつSoliの人の邪魔をする、且つ、周りの人がなにをやっていたのか把握する。
(←マルチレベルフォーカスの訓練もあわせてやる)
Soli的には、ただただ「騒いでる」「呼ばれる」「ちょろちょろされる」くらいであれば意外とシャットアウトできるのですが、「自分のテリトリー」に踏み込まれると高確率で反応が向いてしまう・・・というのが発見でした。
(まさに解こうとしている問題の回答をいう、個人的(に興味がある)情報が出てくるetc.)
私は④クロスワードパズルを解くを選択し、ワークの時間内には完成することはできず、また、他の人の邪魔をするというミッションがあるにも関わらずパズルに没頭してしまったり、結局休憩時間を使ってパズルを完成させました。
『パズルの回答が知りたい』という「強い興味・理由」があったため、「クロスロードパズルを解く」という行動に没頭…集中してしまったわけです。

余談のようですが、
『何かに対して集中したり焦点を当てたりする場合、何かしらの感情や理由があるはず。理由なく行動してはならない』
と、この時配布されたプリントに記載のあった言葉をブログ書きながら改めて反芻しています。
後半からは【Circls of Attention~集中の円~】について学んでいきます。
[自分]が[集中している対象・範囲]は何か、によって大きく4つに分けられます。
【小】→自分自身、携行品などスポットライトみたいな範囲
【中】→会話相手など自分を取り囲んでいる領域。自分と相手、自分と何か。1対1。
【大】→周囲の景色、舞台全体、自分対複数
【特大】→観客を含む領域(第4の壁の向こう)
この集中の円を明確に切り替えていくことで観客目線で舞台上でおこっていることが、非常にわかりやすくなります。
①3人1組で。
A→アクションしながら集中の円を切り替えていく人。目線などで明確にどの円なのかわかるようにする。
B→Aに干渉し、集中の円を操作する人。
C→Aを観察し、集中の円の状態をコールする人。
終わった後でCのコールと実際の円について検証します。
②目線固定で円の範囲のみコントロール。観察者のコールとズレがあったか後で検証。
③コールに合わせて円の範囲をコントロール。切り替わるのに以外と時間がかかるのでちゃんと待つこと。
また、円の大きさによってどんな違いが生まれるのかしっかり観察する。
イシイ