DVD鑑賞会 「ハムレットの悲劇」

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今回から始まりましたDVD鑑賞会です。
まず第一回目はピーターブルック演出の「ハムレットの悲劇」を見ました。

最初の印象は外国語で全部話すのにに話しについて行けるのかなっと心配していましたが、いざ始まってみるとなぜか何を考えているかなんとなくわかります。
もちろん全部じゃないですが、安心させたい、正気に戻ってもらいたいとか、考えて苦悩していたりなどなどたくさんの考えが表情を見るだけで伝わってきます。
これはそれだけ表現豊かな演技が役者にできているからじゃないでしょうか。

主人公のハムレットを演じたのはエイドリアン・レスターという方で、どうやったらあんな演技ができるのか逢って聞いてみたいです。

舞台でよくある先の見える行動っていうのがなくてその場その場できっちり反応できていたし、相手のセリフを聞いてまるで即興のように動き、喋るっていうのは生半可な技術じゃあないですよ。
それにとてもリラックスしていて、別役さんにその場を生きなさい!とよく稽古場でいわれましたが、その場を生きるってことのお手本を見たような感じです。

ほんとに生で観たかったです。

舞台美術は赤色と黒色を中心にしていてとても綺麗でした。
ハムレットと聞くとアジアンはあまり連想しにくいですが、うまくアジアンがはまっていてバランスの良さをかんじました。

DVDですが、それでもとても勉強になります。このエイドリアン・レスターを越えるような役者になりたいものです!

やっぱり生でみたいです。

まずは基礎を固めないと。

松永

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