2014.9.21 日曜クラス I do I want

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侵入者で 流れを設定

こんにちは

佐藤彩乃です。今日は「2014.9.21 日曜日クラス I do I want」 について書きたいと思います。

今回も先週に引き続き「I do」の練習をしていきました。

「I do」は自分の行動に対して「(私は)~する」と口に出すことにより、頭(内面)と身体(外面)を繋げていこうというものです。

まずは、自主練習をしました。ここでは、3つのテーマ(侵入者・デッドライン・ハリウッド俳優にインタビュー)から1つを選んで、そのテーマに基づいて演じながら{(私は)~する」と自分の行動を言語化します。例えば、「家でテレビを見ながら休んでいる」という状況を演じたとしたら、その間の自分の行動、「座る」「リモコンをとる」「テレビのほうを見る」「リモコンのボタンを押す」「リモコンを置く」「足を伸ばす」「髪に手をやる」「欠伸をする」などの行動を細かく捉え、言葉にしていきます。

実際に行ってみたところ、自分の身体がどんな動きをしているのかを細かく意識し、さらにそれを言葉にするというのは、なかなかスムーズにできるものではありませんでした。人間の身体は1秒1秒絶え間なく複雑な動きをするものだなあと感じました。今回見えてきた課題点としては、「自分の持っているボキャブラリーが少ないため言葉に詰まる」「もっと細分化して表現しないとダメだ」「マイムがひどすぎる」「行動がパターン化してしまう」「行動に対して言葉が遅れる」などでした。(※私個人に関するものです)

次に、「別役さんが演じるのを見てその行動を3人の受講生が同時に実況中継する」というのを行いました。別役さんの動きや表情は非常に細かく複雑で、3人とも言葉にすることに苦労しました。しかし、3人同時に行うことにより、「おっ!こんな風に捉えることもできるんだ」「おおっ!こんな風に表現することもできるんだ」など、自分1人では分からなかったことも見えてきて、とても勉強になったワークでした。

次は、一人の受講生が先ほどのテーマ(侵入者・デッドライン・ハリウッド俳優にインタビュー)から1つ選んで演じ、残りの二人が実況中継をしました。私は「デッドライン」演じました。感想としては、私の想像の中でのオフィスの様子とか物の配置などが、見ている人にはあまり伝わっておらず、もっと見ている人に伝わるように工夫しないといけないなということと、動きのバリエーションを他の人のを参考にしながら増やしていかなきゃなということでした。実況中継に関しては、ここでは、他の人の動きを言葉にするほうが、自分の動きを言葉にするよりはスムーズでした。自分自身の行動を言葉にするときは、どうしても意識している行動を言語化してしまいがちですが、他の人の動きは全体像として視覚的に捉えることができるので、言葉にしやすいのかなと思いました。

 

最後に、「侵入者」」というテーマでストーリーを作り、そのストーリーに基づいて3人がそれぞれ演じました。家の間取りなども予め決めておきました。ストーリーは「風呂に入ってテレビを見ていると不審な物音が聞こえたため、急いで上がって部屋を覗く。するとさらに大きな物音が聞こえてきたので、急いで着替えて音がしなくなるのを待つ。2階に上がって行ったようなのでリビングに出ていき、カウンターキッチンに置いてあるスマホを手に取り、SOSの電話をかける。侵入者が2階から降りてくる気配がしたのでスマホを持ったままカウンターキッチンの中に隠れる。小声で電話の相手と会話し助けをもとめる。接近してきた侵入者を見ると電話相手の恋人だった。」というものです。

同じストーリーで3人がそれぞれ演じることにより、演じ方にどんな違いがでてくるかという部分を見ていきました。結果としては、もちろん3人それぞれの演じ方や表現方法の違いというものはありました。特に面白かったのが男性と女性の捉え方の違いで、男性が全く気にしないような部分を女性は気にしたりと、演じ方に男女差があったことです。当然といえば当然のことですが、改めて見てみると気づかされることも多く、面白いな~と思いました。

 

「I do I want」は始まったばかりのメソッドで、悪戦苦闘中です。

自分の内面(気持ち)を言葉にするのは難しいものだなあと普段から感じていましたが、行動を言葉にするのもまた違った難しさがあるなあと感じています。目に見えているものをわざわざ言葉にするというのは一見無意味なようにも思えますが、実際に行ってみると、見えていると思い込んでいただけで実は見えていなかったことってたくさんあるものだなあと思いました。

今後も楽しみながら続けていけたらなと思いつつ、このへんで終わりにしたいと思います。