■台本を読んだ感想は?

いやぁ、愉快な本だなぁ、と。現代的で軽妙で生き生きしてて。
楽しい芝居になるだろうと感じましたね。ならなきゃ嘘だろうと。
ただ、自分の役に関してはちょっとびっくりしましたねー。


■あなたの○○という役は、どんな人物ですか?

米太郎は登場からやたらインパクトのあるオモシロキャラで、作中で芸人などと評されたりします。満里子共々、ポジティブさなら他のどのキャラにも負けない奴です。苦しい過去があった上で手に入れた前向きマインドは本当にくじけません。こういうのがそばに居るといつも楽しく、上を向いて、気分がめげずに済むかもしれません。
しかし若干突き抜けすぎてウザイです。ちょっと悪ノリしてるし。はい。


■ポジティブな生き方、してますか?

多分。でも、ポジティブというよりはマイペースといった方が近いかも?
なんか、全てのものはただそこにあって、あるだけで、人の考え方次第で良くも悪くも変わるなら、自分はそこに無理に意味を求めず、ただあるように受け入れていきたいと思う。でも、全てを悟りきってただそこに居続けるつもりもないし。自分にとっての前を探してそっちに進みたいし。
焦らず、確実に、無理をせず、でもたまにはちょっと無茶をして、ふざけてみて、頑張ってみたりして、ネガティブな自分があればまぁそんなこともあるさと受け入れて、3歩進んで2歩下がりつつ、何か、色々、未来へ進みたいなぁー、なんて。
そんな生き方です。そんな生き方したいです。



■作・演出であり代表でもある別役慎司氏はどんな人ですか?

クールフェイスでロンリーウルフでライオンハートです。
最初はえらく淡々とした淡白な印象の人でしたが、最近は大分明るく丸くなった気がします。
でも、プライドが高く、なまじ能力もあるだけに人に頼るのは苦手なのかもしれません。
心の底ではいつも、優しく力強い誰かの手を待っているような気もします。


■あなたにとってのポジティブな存在は?

父かな。特に一人上げてみるとすれば。
家族に安心を与えてくれる存在です。本当、この人が後ろに居るから自分は安心して好きな事が出来るって思います。
欲は少なく、笑顔多く、いたずらっぽい事したりもするけど締めるところは締め、ユーモアも教養もあり、優しく、ただ静かに自分を認めてくれて、自由にさせてくれて、見ていてくれて、いざ求められれば快く応えてくれる人。なんつーか、うん、尊敬してる。口に出してはいわないけど。
その父が腰を悪くして、一時期ほとんど寝たきりになった事があった。体は明らかに辛そうなのに明るくて、不安さをほとんど感じさせなかった。寝てても一家の大黒柱だった。
俺もきっとそんな人になりたいんだなって今は思います。今安心を与えてもらってるように、今度は俺も誰かに安心を与えてやりたいんだ、って。そして誰かを認める人になりたいんだ、って。