SKY SOART ψ WINGS

2011年
1月18日~20日
シアターX

2010年チェーホフ生誕150周年記念

ψ出演者紹介ψ

ロパーヒン役 別役慎司

ロパーヒン 別役慎司

劇作家・演出家・ 俳優訓練トレーナー
SKY SOART ψ WINGS代表
STONEψWINGSアクティングスクール校長
(株)ASCEND FEATHER代表取締役
VANZ ENTERTAINMENT講師
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2001年 ガルシア・ロルカ作「イェルマ」 ファン役
2003年 アラン・エイクボーン作「ハッピィ・バースディ・トゥ・ミー」 デニス役
2004年 別役慎司作「Heaven's White」  妹の夫・幻影役
2006年 ヘンリック・イプセン作「ドールズ・ハウス」 ヘルメル役
2007年 アウグスト・ストリンドベリ作「令嬢ジュリー」 ジャン役
2009年 別役慎司作「ポジティブな悪魔たち」  須暁一哉役
2010年 別役慎司作「ANGEL -A Novelist Gives an Enlightening Light-」 遠山悠丞役

 

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出演者紹介

公演概要と
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桜の園の醍醐味と桜の園の裏の園の秘密

「桜の園の裏の園」の登場人物たちと3つの恋愛模様

「桜の園」の喜劇性となぜ日本人がチェーホフの喜劇性を理解できなかったのか

役者インタビュー

■演出をする上で、気を付けていることはありますか?

 それはもういくらでもあります。
 特に気を付けていることは、役者が自由に自分で考えて創造できるように導いていることです。皆で創り上げながら、良いアイディアを生かし、統合させていくというスタイルを取っています。


■脚本、演出、出演の三役をしていますが、一番大変なのはどれですか?

 それら3つを同時にやることです。
 それぞれ難しいことはあります。
 役者については出番の多さに関わってきます。
 演出に関しては、みんな仲良く、楽しんでやってくれているので安心してやれていますが、役者と兼ねると、自分で見ることが出来ないのでここが難点です。
 脚本は作品によって、大変さは違います。


■「桜の園の裏の園」を書き終えたときの気持ちを教えてください。

 書き終えたのが結構前なんです。一年前には書き終えていたんですが……どうだろう?
 いいものが書けたとは思います。原作の喜劇性を引き出し、軽快なテンポで展開する中に、原作同様の浮いては沈んでいくドラマを、三組の恋愛を中心にうまく描けたなと思いますので、是非観てほしいです。


■あなたの役について教えてください。

 ロパーヒンは農奴出身でお金持ちになって、「桜の園」の競売のキーマンになる人です。
 ワーリャという「桜の園」の領主の娘と結婚するかしないかという流れもあり、競売に関する流れと、大きく二本の流れがあります。


☆松永隼から質問! 
 「桜の園の裏の園」を書こうと思ったきっかけを教えてください。

 ストリンドベリ、イプセンとやってきて、チェーホフは
 昔から好きでやってみたいと思っていました。
 その中でも「桜の園」は特別な作品で、大学の時にワークショップで上演したりもしたので、この作品の真の面白さを引き出し、我々のメンバーで新たにやってみたいと思っていました。
 海外の演劇祭などに出しても通用するような、斬新な切り口と描き方だと思います。