6/9 チェーホフ&ジンダー

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今回は最初のワークは、ジンダーワーク、「voice precision」
目の前の壁の一点に向かって、「はっ!」っと声を出してその声が壁に跳ね返って、その跳ね返った声を飲み込む、というワークです。
自分の横隔膜まで跳ね返った声が落ちてくるイメージです。
しっかり飲み込めたのを感じたら、徐々に壁との距離を離していきます。
ちゃんとそこに声を当てるという意識を改めて学びました。
それをバリエーションで、
色々な方向に当てて飲み込んだり、
一点に声を当てるけど、色々な位置や体制から当てて飲み込んだり、ボクシングのスパーリングのように相手の手に当てて飲み込んだりしました。
感覚で声が届いてるな、届いてないな、となんとなく感じました。長い間やっていると結構息が切れます…。

次はチェーホフの「全」の感。
物語は全体として繋がりがある。連動性があるというものです。
まずは自分の今日1日の朝起きてから今に至るところ、そしてこれから就寝するまでをダイジェストでイメージしていきました。
日常には必ずしもやらなくてはいけないわけではないものも少なからずありますが、やはり連動性はあります。
次にスケールを広げて、自分の生まれてから死に至る。人生のダイジェストをイメージしました。
思い返すとこの出来事があったから、こういうことをして今に至るんだ。とやはり繋がりを感じます。

それを今度は相手に語ります、そしてそれを聞いた相手がさも自分の体験のように語ります。
するとまた少し違って聞こえてきます。
聞いた相手も、どこが印象に強く残ったのか、だからこの行動を起こしたんだと、聞く人も繋がりを持って聞いているんだなと思いました。

そして最後は昔話を、その人の脚色を加えてOKのリレー形式で語りました。
今回は人数が少なかったので、別役さんも加えて3人。物語を3つに分けて語りました。
題材は「みにくいアヒルの子」
みにくいアヒルの子は、身も心も真っ白な鳥に成長してくれました。