5/26 チェーホフ&ジンダー

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◎ジンダー
【Touch Awareness 】
ペアになってまず片方の人が目を瞑り、もう片方の人が一箇所、瞑っている人の身体に触れます。(触れる方は手の平や手の甲、握った手など色んな触れ方をします。)
触られている人は、その触れているところにエネルギーを意識します。
触れられている所によっては、それぞれ違った感じ方をしたり、相手からどのような感情が伝わるかを考えていきます。

-variation-
色んなパターンで触れ、触れられる方もどのような感覚か確かめます。

-fast touch-
ゆっくりと触れるだけでなく、次から次へと早いスピードで触れる所を変えるなどもしました。

1.二箇所触れられるパターン
一箇所に集中して触れられていたことに対し、複数に触れられると、感じる所の意識が分散します。
また時間差で触れられる所を変えられると、「あれ?今ここ触れられてなかったっけ?」という錯覚に陥りました。
どちらかを意識するということは、その意識している方が心地良かったり、逆に不安になる感覚が鋭くなっているのだと感じました。

2.早いスピードで次から次へと触れられるパターン
ゆっくりと触れられるのは、熱が伝わり心地良さみたいなものを感じますが、予測が出来ずに色んな箇所に触れられると、触れられてる感覚が整理できないので、不安感に晒されました。

3.複数の人から一気に触られるパターン
人によって触り方に癖や特徴があるけど、とにかく予測が出来ないので触られている方は終始不安な感情でした。「安」の感を持ってリラックスした状態で臨むのはなかなか難しいワークでした。

4.エネルギーを与えるor取られる
触れられている方は、今触れている方にエネルギーを与えられているか、もしくは吸い取られているかを考えました。
当然お互いの感情が分かっていれば、お互いがどちらの状態かを考えることが出来るけど、「繋がり」を感じるワークの導入として、最初はやはり手こずりました。結局与えるのも感じるのも、うまくお互いに合わせることが出来ませんでした。

5.どういう感情か?
ペアを変えて、触れている方は触れられている方にうまく感情が伝わるかを試すワーク。
自分がやった「慈愛」という感情をうまく伝えることもでき、逆に相手からの「絶望」という感情も読み取ることができました。ただ言葉だけでなく、触覚だけで人って繋がることができるんだと、このワークでしみじみと感じることができました。

【Partner Moving】

1.パートナーと動きをお互いに影響させる
お互いの動きを見ることで、どのように影響され、お互いにどんな作用が起きて新たな動きが生まれるかを考えました。

2.セリフ付きで繋がりを意識
カップルあるいは夫婦という設定でセリフと動きを通して相手と繋がるかを意識しました。
またお互いに動きを影響させるという条件付きでワークを行いましたが、繋がりも動きの同時に意識して行うことの難しさを体感しました。

◎チェーホフ
【Concentration】
モノ・ヒトそして自分に対して、繋がりを意識するためのワーク

1.モノ編
実際にそのモノに触ってみたり、じっくりと細部まで観察することで、そのモノと繋がりを持てるかを考えました。

①教室内編
僕は教室にあった観葉植物の葉や茎の部分を愛でたり、土の感触を確かめたりしたことで、何となく愛らしく感じました。

②教室外編
外に出て、有機物、無機物のどちらかと繋がれるか探してみました。(ちなみに僕はまた無機物を選びました。)
教室の目の前にある、バス停の時刻表と対話をしました。時刻表を見てみると、夜中はもうほとんど運行していないので、おそらくすれ違う人にそもそも存在を認識されてないんじゃないかなって思いました。
だから凄く錆びてたし、汚れも凄く溜まってたけど、でもそんな彼はそんな中でも「タバコを吸わないで!」と訴えたり、近くの施設を案内したりと頑張っているんです。
そんな彼を労って、「お疲れ。」と手を置いて繋がっていたら、「ありがとう。」と一言言ってくれた気がしました。
そんなワークでした。(はい、完全にヤバいやつでしたね笑)

2.ヒト編
ペアになって、互いに目を見合って繋がりを意識しました。僕は何となく相手から緊張を感じ、相手からは落ち着いてると言われたので、お互いの感情も意識できたし、繋がっていたんじゃないかと思いました。

3.自分編
鏡の前に立ち、自分自身を見つめて繋がれるかを意識しました。普段からこんなに自分自身を見つめることが無かったので、とても新鮮な気持ちになれました。「自分ってこんな顔してるんだ、全然自分のこと知らないんだな」って思ったりする気持ちが生まれ、そこから愛らしく見えたり、もっと自分を愛してあげるべきなのでは、という感情になったと感じました。