アドヴァンス5/19

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今日のアドヴァンスクラス。
引き続き「スカイライト」をやりました。
瞬発力というか、前回のレッスンから時間が経ってるとしても、ベストだった状態からまたスタートを切れるような心身のコントロールも俳優の仕事だと言うのを思い知らされます。
前半は「スカイライト」からちょっと離れて、3~4分のインプロを数パターンやりました。「恋人関係」「上司と部下」「母と息子」「夫婦関係」等の設定で、それぞれに「相手に打ち明けたいこと」のお題が出されます。一方がそれを打ち明けて、もう一方は何を言われるか分からない状態で臨みます。
インプロの最中は、相手を伺ったり気遣ったりタイミングを図ったり、話を聞く前と後の空気の落差が良く出たり、反応も新鮮なものになります(皆インプロクラス経験者だからそこはある程度出来る)。

ちょっと休憩をおいて、再び1つ関係性を選んで、今度は何が起こるか知ってる状態で同じようにやってみます。やはり反応の新鮮度は多少落ちるので、本番に備えた稽古を考えると毎回新鮮さを感じるコツが必要になってきます。

そうして「スカイライト」にまた挑戦する訳ですが、キーラは前のインプロで感じた、「相手からの不穏な空気」や「思いがけないことを言われた時の反応の感覚」が利用できたり、エドワードは「少しずつ段階を踏んで伝える際の相手への注意」の感覚が利用できます。そうやって生の反応を求めていきます。

もちろんそれを最大限に活かすためには、話す位置や動きを変えるとか、自分に嘘をついてない状態を知るとか、考え過ぎないとかも必要になってきます。

スタニスラフスキーの授業でもやりましたが、「前にやったことを捨てる、忘れる」という風に一回一回を新鮮に生きる事が大事になってきます。

ふと思ったことは、もしインプロの時点でキーラの役作り状態で臨んでいたら違う反応をしてたのかな…ということですが、でもそれもちょっともったいない気がします(その役の反応を頭で考えて限定的にしてしまいそうで)。

アドヴァンスクラスでの学びが、次回もお互いを高め合うものとなりますように。