お疲れ様です!
スクール生の矢野です!
今週のアドヴァンスクラスでは、先週に引き続き
David Hare の「Skylight」をやりました。
最初に、一回ずつまずやってみて
「頭の中にあるセリフを読み上げてるだけだな。」と感じました。
それをどういう風に自然に近づけていくか。
まず、部屋の間取りと来ている服装、季節といった基本的な状況のイメージをはっきりさせ、
実際のアプローチとして、スタニスラフスキーシステムでいう、Before time、つまりシーンの前の場面がどういう風になっていて、今のシーンの最初のセリフに繋がっているかをインプロで演じてみて、実感する。感覚を覚えるということをやりました。そこでは、明るく話してる中で本題に入るパターンと暗く話してる中で本題に入るパターンの二パターンをやりました。
これを体験してみることで、より状況に入ることができて、無理に演じて死んだ言葉ではなく、その場を生きる自然な言葉が出るようになりました。
次に、エドワードの「不安定さ」を表現するのを意識してやってみました。
母親を失くして一年が経ち、父親までが変わってきてしまったエドワード。自分でも少し変だと分かっていながら、藁をも掴む思いで父親の昔の愛人であるキーラに相談したが、キーラは共感してくれるでも、分かりやすく反論してくるわけでもなく、ただ無表情で見つめてくる。そういった状況のときに若いエドワードの心がどんな風に揺れ動くのか。
そんなところに想像力を向けると、なんとなく不安定さの理由、感情の流れがハッキリして演じやすくなりました。
最後に、カメラで撮って自分の演技を客観的に観察してみました。
そこで分かったことは、自分が如何にセリフを棒読みしていて、セリフから感情が伝わって来ないかということと、無音にして映像だけ眺めたときに何を話してるか全く伝わって来ないほど表情による表現が乏しいか、ということでした。
ポールが「カメラは全てを見抜いてしまう。」と言った通りで、カメラを通して自分の演技を見ると、自分の納得してないセリフが如何に単調で、どんな感情がしっくりきてないときの表情が如何に中途半端かよく分かりました。
奥が深い、、、難しいですが、エドワードを気持ち良く演じて、役を楽しむためにももっと精度を高めていきたいです!!張り切っていくぞ!
それではまた!!