集中の円を使いこなそう!

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11/23 スタニスラフスキーマスタークラス

前回の復習

注意の圏・集中の円の大きさは意識を向ける対象により変化し、舞台上ではこれらを明確に定めなければ、曖昧な演技になってしまう。以下、集中の円の大きさの比較

小→自分自身・持ち道具、目の前のものに意識が向いている時

中→会話相手など自分以外の一点に意識が向いている時

大→周囲全体に意識が向いている時

特大→観客を含む領域まで意識が向いている時

これらのことを踏まえ、今回はより集中の円を意識するためのトレーニング課題を行いました。

◎文化祭の展示コ-ナ-

足元に落ちている展示物を拾う(小)→近くの展示を見て、どこに落ちていたものかを探す(中)→よく分からないので、責任者を探す(大)

◎幻想の中で光る物体に接触

草原(雲の上)を心地好い気分で歩いている(大)→ぼんやり光る物体が見えるので近づく(中)→触れると昔の日記帳に変化する(小)→視界が変わり、辺りが昔の自分の部屋に変化する(大)

対象物のイメージを明確にし、切り替えをはっきりさせると、メリハリがあり見応えのある演技になると思います。

石田