ACTIONS!

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皆さんこんばんは!!

スクール生の矢野です。

今日のスタニスラフスキークラスから新しいテーマに入りました!その名も「ACTIONS」行動についてです。

ACTIONSの中にACTが入っているように行動は、演技の中核を成していて、多くの行動によってシーンが形作られていきます。要するにめちゃくちゃ大事なテーマです。笑

 

まずはじめに皆で今日一日の行動について書き出しました。朝起きる→顔洗う→携帯をチェックする→朝ごはん作る→朝ごはんを食べる…といったような感じです。

その中で順番を入れ替えられるものは何か。またその逆で行動と行動に順番が決まっていて順番を入れ替えられないものは何かということについて考察しました。

例えば、携帯をチェックするという行動は別に顔を洗う前でも後でもいいし、もっと言えば朝ごはんの後でもいい。

逆に、朝起きないと、顔は洗えないし、(起きてない状態で顔は洗えませんよね。)朝ごはんを作る前に食べることは出来ませんよね。当然の話ではありますが。

このように一つ一つの行動には連鎖性のあるものがあり、連鎖性のない行動は無駄な行動であるということが分かりました。

さて、我々が演じる戯曲、台本においては、戯曲の質がかなり悪くなければ普通は、連鎖性のある行動がそのほとんどを占めます。出来るだけ、物語の進行に関係ない無駄な行動を我々は必要以上に見かけないはずです。

ということは、役者は台本に書かれている行動をそのまま演じるのではなく、その行動の前(Before time)と後(After time)に思いを巡らせて演じる必要があるのです。

ハンバーグをレストランで食べるという行動ひとつとっても、どのような経緯でハンバーグを選んだのか(一日中バイトで何も食べてなければとても美味しそうに食べるでしょう。)その後の行動は何か(その後デートの予定があるならば、上品に食べるかも知れません。)といったように前後の行動でその行動の演じ方が大きく変わってきます。そこを注意しなければ、ただ演じてるだけの、生きてない演技に繋がってしまいますので注意が必要ですね。

そういった行動には影響を与えるものは、前後の行動以外にも三つ、行動を大きく変えてしまう要素があります。それは、時、所、状況です。

レッスンでは最後に、「食事の準備をする」という行動を例にとって、その行動が、時、所、状況の変化によってどのように演じ方が変わるのか実践してみました。すると、少し変えるだけでも大きく演じ方が変わることが分かりました。朝 という時間の設定なら眠気があるかもしれませんし、作る料理は手っ取り早いものに、夜だと手の込んだものに。友達の家で作る場合は食器類の場所がわからないけれど自分の家だと勝手が分かっていてスムーズに取り出せる。彼女のために作るのか。子供が風邪をひいているのか。BBQに来ているのか、、、時、所、状況の変化は行動に大きく影響を与えます。

僕は大雑把に行動や台詞を捉えがちなので今回学んだことを生かして、時、所、状況、前後の行動との連鎖に気をつけて演じ分けていきたいです。

マイムが下手になってたので練習せねば汗汗

 

またそれでは!!