夏のWS2日目のみ参加の石井です。
スタニフラフスキー演技術2~悲劇と喜劇~です。
悲劇とは「どうにもならないとこ」、喜劇とは「(当人には重要だが)どうでもいいこと。」
まず悲劇作品を用いて「感情の記憶」「インナーモノローグ」「集中の円」をまなび、喜劇作品で総括する。という流れでした。
悲劇パートではギリシャ悲劇「エレクトラ」より、実父を殺した母親への仇討ちをめぐる姉弟の葛藤のワンシーン。
別役さんにより日常会話に近い台詞になってるものの、非常に難解な作品。
ところが、3つのテクニックを使うことで、始めの読みあわせから見違えるような仕上がりになりました。
①「感情の記憶」
自分の人生経験の中で置き換えられそうな経験を探す。
→感情が宿って生きた人間に!
②「インナーモノローグ」
文章上に現れていない心の台詞(本音)を考える。
→台詞がしっくり来ると同時に会話も噛み合ってきた!
③集中の円
どこに意識があるのか、集中の領域を小(自分)中(相手)大(第三者、外界)に分け、明確にすることによりクリエイティブな空間の使い方ができる。
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wsに参加して思ったのが、
・テキストを用いて学んだ技術を複合的に実戦で試せる。
・一般参加者もいるので刺激になる(今回は普通の社会人参加者も!)のはもちろん、クラスで習った技術を復習できる。(人によっては予習)
・自分の得て不得手が再認識できる。(私の場合、しっかり対象を意識すること、集中の円。)
学んだことを定着させるためには実戦する機会をたくさん作るのが大事だと感じることがあり、今回一日だけでも参加してよかったです。
……こういう機会を利用しない手はないですぞ?
石井