スタニスラフスキー・マスターコース(5/26)

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【緊張と解放 PART2】

前回のレッスンでは、極度の緊張が身体を固く、委縮させてしまう上、思考さえも鈍らせてしまうので、緊張を伴う状態においては、心身のコントロールが必要であることをゲーム感覚の手法で学びました。

今回は身体を部分的に緊張させたり、解放させるトレーニングに加え、比較的、緊張度の高い「即興1分間スピーチ」を行いました。

スピーチは、リスナーとなるメンバー全員が横並びに座る目前で、直立の状態で行い、スピーチのトピックも開始直前に言い渡されます。

皆、与えられたトピックから即席のストーリーを披露しますが、緊張を伴う状況のなか、無意識に発せられる言葉や動作、癖などが各々、あることが分かりました。

でも、その後で行われた、床にねそべって行うスピーチでは、皆がリラックスムードで雄弁になりました。

インストラクターの解説によると、人は座ったり、寝そべったりして、地面との接触部分が多くなると、心理的に落ち着くとのことでした。

緊張と解放が身体、そして演技に与える影響がよく分かりました。

 

渡辺浩行

 

1コメント

  1. 身体の緊張は心の緊張と、醸し出す雰囲気の緊張につながりますね・・・適度な緊張が出来るように心がけたいですねっ!

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