役者インタビュー第10区 アンカー 別役慎司

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襷を繋いで、最終区。
テープを切るのは、別役です。

1.自分の役はどんな人物ですか?
「天床」がベストセラーとなった小説家。過去の執着などを脱して、神社のことやスピリッチュアルなことを勉強したことがきっかけで、アメノウズメノミコトらしきインスピレーションを得られ「天床」を執筆。現在は、次回作を書こうとしているが、書く原動力や原点を見失っている。癒しをテーマに、インナー・エンジェルの謎を探している。
性格的には子供っぽいです。相談を受けていたり、ストーリーを語っているときには大人っぽい。そんな二面性を持っています。

2.役を演じる上で、どのような点が難しいと思いますか?
もう役者インタビューもラストで、小屋入り前なので、もう難しい点はとっくに理解しています。一番難しいのは、言葉に力を持たすこと。言霊を飛ばす。そのためには、エネルギーや集中力や意識が必要になります。退屈させずに言葉に惹きつけるにはどうすればいいでしょう? 高い次元の課題だと思います。性格的には、子供っぽさと大人っぽさの使い分け。

3.公演を通して、どのような点で成長したいと思いますか?
自分よりもみんなが成長してほしい……。
今回も脚本・演出・主演とこなしながら、講師の仕事やスタジオの仕事をこなすので、殺人的に忙しいときでもうまくやりぬくことが課題。一番台詞も多いので、限られた時間のなかでどう間に合わすか、そこはプレッシャーでした。そして、自分が実践することで、みんなにプレッシャーを……。

4.台本を読んだ(書いた)感想は?
「ANGEL」の原型、「My Inner Angel」は、そのまま天国の通行証になるようなピュアなエネルギーに溢れた作品だと思っています。すごく光に溢れていて、近くに神がいるような感じでした。なかなか普通の人には理解されないことですが……。
2nd Editionを経て「ANGEL」になったとき、かなり演劇的になったのですが、我ながら素晴らしいストーリーテリングを書けたと思いました。正直、全然時間がない中で書きました。でも、クライマックスのストーリーなど、本当に天使と繋がって書いたような、脳が常時インスピレーションの状態で書きました。
なかなか人からは理解されないことが寂しいですね。本番の感想がどうなることやら?

5.今回の公演で、是非とも観てほしいと思うところは?全て観てほしいし、ただ観るのではなく、受け入れる心で観てほしいです。また五感で感じてほしいし、見えない存在まで見てほしいです。

6.あなたにとって出逢いとは?(澤木さんより質問)
自分と近い人、自分を必要とする人、自分に必要な人と出会うのです。出会う人を見ていれば、自分の成長がわかります。あなたがイライラばかりしていれば、同じような人と出会います。あなたが幸せでいれば、幸せな人と出会います。今、自分の周りはいい人だらけです。いい人過ぎて天然が多いです。
これからは、SKY SOART ψ WINGSを世界へと羽ばたかせるのに必要な人ともたくさん出会っていきたい。

いよいよ幕が開きます。
奇跡の舞台「ANGEL -A Novelist Gives an Enlightening Light-」。
是非劇場まで。

遠山悠丞役 別役慎司