1/7SMその②(本編)

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後編にして本編、正当化最終回です。
指示をだす人と、実際に行動する人に別れます。
プレイヤーが引いたカードから、指示役が想像力でストーリーを作り、その指示からイマジネーションを膨らませて行動します。はじめから正当化しようと考えずノープランで始めてその場でイマジネーションを働かせていくのがポイントです。
人数が少なめだったこともあり、まず別役さんが指示役として一人一人やってみました。カードを引いた後、とりあえずスタート地点だけ決めます。
①準備体操→豪華客船で
②包丁を握る→夜の山下公園で
③メモを取る→山奥で
④花束を渡す→砂漠で
など、一見想像できないシチュエーションから見事に物語を展開させる劇作家・別役さんに圧倒されつつ、後半は自分達も指示役にチャレンジします。
指示役を一人決め、外野全員でフォローするスタイル。
四苦八苦しながらも紡ぎだされたストーリーは数々の奇跡的展開をうみました。


中でも約30分に渡る小室さんの超大作(「貯金をおろす」)を紹介しましょう。
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幼い頃に死別した両親の墓参りに訪れた武内の前に、「両親の知り合いだった」という黒田と名乗る男が現れる。両親は彼の会社に巨額の借金があり、返済する代わりに当社で働かないかと言う黒田の提案を、戸惑いながらも承諾する武内。黒塗りの車で真っ黒なビルに案内された武内はAIが搭載された超ロボットスーツを渡され、衝撃の真実を知らされる。
実は武内の両親と黒田は戦隊的なヒーローであり、娘である武内に「ロイヤルミルクティピンク」として悪と戦ってほしいという。
そして明日悪の気配のするフロリダへ渡るよう指示をだす。渡米前に黒田はシステムの再調整を行う必要があり、それには多額の資金が必要であるという。
その内50万円程負担してほしいとたのまれ、みずほ銀行のATMに向かう武内。だがそこで悪の戦闘員に強襲される!
初戦闘で勝利を納め武内は無事50万円を手にし、物語は完結したかに見えた……

だが、彼女は黒田たちの正体をまだ知らない……
(続く)

そう、翌日の「Ido Iwant」に続いてしまったのです。そして私は、イマジネーションの凄さを目の当たりにしたのです!

と、いうわけで、「Ido Iwant」のblog乞うご期待ください。

無茶ぶりをしてみる石井でした。武内さんよろしく。