I DO&I WANTについてと今日のワーク

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こんばんは!矢野です!連投します!

 

I DO&I WANTについて書くのは初めてなのでまずはそれから。

I DO&I WANTは、一つの演技における自分の行動を全て言語化するというものです。言語化することによって演技における自分の動きのクセもわかるし、ある感情を表現するにあたってどのような行動を使用することが求められるか、どのような行動をとればその感情が見ている人に伝わるのか、という部分が鍛えられるというストーンウィングス秘伝の演技訓練法で、すかそあでは稽古にも用いられています。舞台において、無駄なく、また有効的に感情を表現できる行動をとれるようになる素晴らしいクラスです。

まず、今はI DOから学んでいます。

ワークは3つ。疲れて家に帰ってくると蛇口から水が出ないという「疲労」、ダイエットでせっかく痩せてきたのにお姉ちゃんが作ったケーキが冷蔵庫にあるのを見つけ苦しむ「ダイエット」、ハリウッドのスターにインタビューするときに英語が喋れないのに通訳さんがいなくてあたふたする「ハリウッドスターにインタビュー」の3つです!どれも絶望的な状況で、緊張、困惑、葛藤・・・と色々な感情を行動のみで示していかねばなりません。

今までは、時間をとってそれを自主練して発表したり、他人のやるインプロを見てそれを全て言語化する「実況中継」などをやりました。

 

今日は自主練をしてから、まずは「I DOリレー」をしました。3人くらいでグループを作り、順番に前の人の流れをくみとりつつ、IDOインプロを繋げていくというものです。前の人のやったIDOインプロに乗っからなければならないので、より想像上の状況を共有しないといけないし、同一人物を演じる為、前の人がやったような役がしうる行動を考えねばなりません。僕のチームは「ダイエット」をお題にプロボクサーの主人公でやりました。1人目がプロボクサーでやるのを見て、その世界に入っていくのが難しかったです。また、状況説明が多くなり、行動でその世界、主人公の感情を表現するのが疎かになりがちでした。

 

I DOにおいては、行動を言語化するために豊富なボキャブラリーが要求されます。次にやったワークはそんな行動を表すボキャブラリーを鍛えるワークでした。その名は・・・「SHADOW」!かっこいいですね!影です!(影ってなんだ)これは1人の人がもう一方の人のI DOを言語化し、もう一方の人がその言語化に従って動く(言われた以外の行動はとらない)というものです!他の人がある行動を表現する際にどのような言葉を使うのかを知ることで言語の幅を広げることができます。最初は別役さんが言うI DOに従って動き、次に二グループに分かれてグループの人のI DOに従って動き、また他の人のI DOを言ってあげるというワークをしました。

別役さんのI DOはさすが劇作家別役慎二というほどの奇想天外な展開に、感情を的確に言い表す無駄のないI DO・・・勉強になりました。いざ、グループに分かれて自分がやってみるとこれが難しいのなんの・・・!動かしてる人の状況をイメージしないといけないし、細かく言語化しないと伝わらないし苦労しました!今後の課題は与えられた状況、感情を行動だけで表現するというI DO&I WANTの基本が出来るように丁寧に言語化していく、それですね!頑張るぞー!

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