ポール・パーカー・ワークショップ2016 大成功終了
今年で4年目となります。Paul Parkerワークショップ。
元ハリウッドの演劇学校校長にして、演技講師・プレゼン講師ポール・パーカー。
今年も3日間の俳優向けワークショップと1日間のビジネスマン向けワークショップ。
どちらも多くの方に参加頂いて、イベントとして成功裏に終えられました。
今回は円高だったので幾分気持ち的に楽に出来ました。
いつも、満席でも収支が厳しいという安価な設定なので、最初決めるときはすごく勇気がいるのです。
今回ポールは、FC東京や演劇ワークショップというところでも教えるのですが、
航空費を丸ごと出しているのはうちなんです。
それでも、演劇ワークショップさんよりも安い料金で俳優向けワークショップやってます。
(というか、演劇ワークショップさんがうちより遙かに高い値段で募集していたので、
今後競合するようなことがあるならちょっと考えものですね)
うちはビジネス向けワークショップがうまくいくかが鍵ですね。
ぼくも演技講師とプレゼン講師の両方をやっています。
そして、演技講師こそ最強のプレゼン講師なのですが、
まだまだ日本ではそういう認識がないし、ビジネスマンが演劇を学ぶということも少ないです。
だからいつも集客に苦労して、なかなか利益にならないのですが、
こだわって企画しています。
満席にはまだまだ遠いですが、過去最高人数入ってくれたおかげで、収支のほうも助かりました。
受講者の満足度ももちろんのこと、人数が多いと盛り上がるので嬉しいです。
実は、直前まで赤字レベルの人数だったので、決行すべきか本当に悩みました。
内容は基礎的なことが多かったかなぁという印象です。
何度も出ているベテラン組にとっては、内容よりもポールと再会して声をかけてもらうことが大きかったかもしれません。
次回はもっとレベルの高いことをやってもらおうかなぁと思います。
でも、こちらの要望で出したやってほしかったことはやってくれました。
オーストラリアン・テクニックのLayer1からLayer6まで網羅する、というのも出来ました。
今回初参加の役者たちも多かったので、役に立ったと思います。
また同じテキストで映像演技と舞台演技の両方を学ぶということも出来ました。
共通テキストで用意した「American Beauty」。
実は、その前にポールが用意したテキストがSFで、あまりに軽すぎたので、変更を提案しました。
そこで急いで見つけたのが「American Beauty」です。
スクリプトを抜き出したのもぼくですが、よく対応してくれました。
翻訳については結構苦労があって、ほとんどのテキストを再翻訳しました。
役者がやりやすいように。また専門用語も反映させての翻訳です。
今回の受講者の傾向としては「おとなしめ」ということがいえました。
男性が少なかったこともありますが、現代の世の中の傾向でしょうね。
あまり個性を出そうという人がいません。
その代わり、まとまりがあるので、全体としての調和は取れています。
ポールも「今年は去年よりも空気がいい。お互いに尊重し合っている」ということをいっていました。
ぼく自身の英語力も一年経ってUPしていたこともあり、
今年は結構ポールと話せました。
毎年、サシ飲みしてますけど、いろいろな話が出来て貴重でした。
彼も、ずっと何年もSTONEψWINGSアクティングスクールやぼくのことを見てきているし、
日本の俳優たちの事情もかなり理解してきましたから、お互いに今後の日本の俳優の活躍について意見を交わしたり、お互いのこれからの未来について話したり。
過去に参加したメンバーの話や、映画製作企画の話、TAFTAの話、アメリカでの共同ワークショップの話など、まぁいろいろしましたね。
毎年、すごく感謝されます。
まっすぐぼくの目を見て、熱を込めて、
「自分が今日本で教えられているのはShinjiさんのおかげ」
「ぼくの心はいつもSTONEψWINGSにあり、Shinjiさんたちのことを一番に考えている」と。
今回、初めて他の所にも教えに行ったので、なおさら義を示したかったのだと思います。
非常に楽しく、有意義なサシ飲みでした。
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