LEAVESが終わって
すかそあvol.3公演「Leaves」が終了しました。
今回の公演は、みんな満足度・充実度が高く、ベストを尽くせたと思います。
ぼくとしても映像というマルチメディアを使った演出や、
身体のコンビネーションによるDevising Theatreの演出にチャレンジし、
一定の成果を上げることが出来ました。
劇作家としては、思う存分最高の作品をつくることにエネルギーを注げたのですが、
演出家としては、具現化する際の制約があまりに多く、どうしても人と場所と金という制限を受けてしまいます。
演出家の自分は劇作家の自分を超えることは出来ませんでした。
極限に少ない予算と、スタジオという空間。
そんな制約の中で、随分とできばえのいい舞台になったと思います。
前売り1600円という低料金は、とてもお客さんにとってはお得だったのではないでしょうか?
「満席になっても赤字」でした。
採算面を度外視して、とにかく最高のものを届けられるようにがんばってきました。
しかし、スタジオ公演としては、vol.1~vol.3で、十分すごいことをしてこれたので、
そろそろお金をかけた、制約の領域を広げた舞台を創っていきたいと思います。
そうしないと、ここまで成長してきた役者たちも勿体ないし、
ぼくの演出力も生かし切れません。
同じ作品で、同じ俳優でも、金をかけたスタッフ、金をかけた舞台美術とでは、
見栄えがかなり違うものです。
お客さんも、スタジオ公演ということで、最初から小規模な劣化版のようなイメージを持って、足を運ばなかった人もいることでしょう。
(実際は至近距離で展開される迫力ある舞台に圧倒されます)
「Leaves」という作品ですが、難解といえば難解ですが、柔軟な思考で観てもらえれば、
お客さんそれぞれに色々な解釈が浮かび上がってくると思います。
「わからない→良くないもの」とレッテルを貼ってしまう人は、
アンケートの評価も低くしていると思います。
受け取る気持ちで観に来た人は、それぞれみんな目の付け所が違うものの、多くを持ち帰っていました。
この作品に隠された「大いなる謎」には、誰ひとり辿り着きませんでしたが、
いいところまでいった人はいたようです。
この辺は、メルマガ「羽ばたく演劇」で解説を書こうと思います。
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これだけ、哲学的な、スピリチュアル的なメッセージを含んだ作品は、「ANGEL」以来です。
引き寄せの法則の専門家としても、こういう風に演劇を使って人々に生きるヒントを与えるということを
もっと強みとしてやっていきたいですね。
前々からそういうビジョンはあるのですが、なかなか本腰は入れられていません。
「Leaves」はもっと進化させていきたいと思っています。
必ず再演したいと思います。
日本各地で、(その前に)世界で、上演したいです。
世界で戦える戯曲ですから。
今回の公演で、日本人の理解度がこれぐらいであれば、欧米ならちょうどいいかなと思いました。
今の日本だと、かなりわかりやすさが必要ですけど、ぼくの感覚では、これくらい自由な解釈を許し、
奥底が見えないくらいが最高ですね。
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