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専門学校時代の修了公演に思う

昔、教えに行っていた声優系専門学校。
一年生を教えていたんですけど、年度末の修了公演を手がけまして、
それが「ランドサイド」と「シーサイド」という作品。

 

修了公演

修了公演といえど、本格的な舞台セットをつくり、専門学校の一年生の発表としては全国ナンバーワンだろうという舞台を創りました。
作品は、二つの国の一つの物語を、双方の国の視点で描いた2部作です。

「ランドサイド」と「シーサイド」という二つの国の、少年たちを主人公にしてお話です。

久しぶりに、ちょっと動画を観てみて、
「あ~、この子たちは、今何をやっているかなぁ?」と思いました。

一部の子たちは、プロとしてやっていますし、
多くの子は、声優や演劇から遠ざかっていると思います。

結婚した子もいるでしょう。

なにせ6年くらい前の話です。

 

なんか、こうやって、若い子たちが生き生きと学んでいて、
青春のエネルギーを躍動感溢れる舞台で表現しているのって、
本当に素晴らしいなと思いました。

とても誇らしい仕事が出来たなと、今になって振り返ります。

 

人生は色々で、おのおの好きな道を歩めばいいと思いますが、
卒業後、声優の夢を追いたくても挫折したという子も多いです。

もう少し、長い年数面倒を見て、もうちょっと夢の実現までいけるよう
サポートできる学校がほしいなぁと思いました。

 

専門学校では、ぼくは雇われの身でしたから、限界がありました。
本当はもっと教えたくても、1年次しか教えられず、2年になって
演技が下手になっていく彼らにもどかしい思いをしましたし、
純粋に夢を追う気持ちのままではいられず、
事務所に入って仕事を取れるようにならないと
いけないという現実問題に押しつぶされている子もいました。

もっと理想的な学校が必要だなぁと思うと共に、
こんな風に、若い子たちを育て、輩出していくっていいなぁと改めて思いました。

もっと長く学校で教え続け、プロになったOBが訪ねてくるような、
そんな講師でいられたらなぁと思いました。

 

ぼく自身も、「自分の指導が一番」「自分の演出が一番」と、
結構プライドが高く、学校への批判とか不満感も出していました。

でも、純粋に、修了公演の舞台の動画を観て、
本当にこの子たちにいいものを与えられたな、いい仕事をしたな、と思えました。
教えるって素晴らしい!

認められるとか、理解されるとか、自分の意見が通るとか、関係なく、
目の前の人たちに素晴らしいものを提供していきたいと思います。
そこに、最高の教える醍醐味があるでしょう。

 

教えるって素晴らしい

この「ランドサイド」と「シーサイド」は、他の学校の公演などでも使ってもらえるよう、
シアターリーグに登録することにしました。

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