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シルク・ドゥ・ソレイユにならって

シルク・ドゥ・ソレイユを立ち上げたギー・ラリベルテは、
低迷するサーカス界を眺めて、従来のやり方をことごとく捨てることで
革命的なサーカス団にしました。

スタンフォード大学のティナ・シーリグは授業でこのことを取り上げ、
学生にまずは古いサーカスの映像を見せ、古典的なサーカスの特徴を挙げてもらいます。
例えば、「大きなテント」や「動物による曲芸」「安いチケット」「けたたましい音楽」など。

そして、これらを全部逆にしてもらいます。
「テントでやらない」「動物による曲芸をしない」「高額なチケット」「洗練された音楽」など。

そうすると、シルク・ドゥ・ソレイユのスタイルになっていきます。
学生には実際にシルク・ドゥ・ソレイユの映像をみてもらいます。

既存のやりかたをことごとく否定し、逆を行くことで、サーカス界における唯一無二の成功団体になりました。

 

では、こうしたことを演劇でできないでしょうか?

実は、「LLL~恋の骨折り損~」では、アンケートを撤廃しました。
また、チラシを配布するという手段ではなく、もっとWEBを使ったプロモーションを提案しました。
(ですが、広告宣伝係は古いやり方しかできませんでした)

あまりにも盲目的に既存のやり方を踏襲しすぎています。
そして、新しいやり方を提案するのは難しいものです。
新しい方法について話しても、彼らはポカンとしてしまい、
「やったことないことはできない」という気持ちになってしまいます。

独創的な唯一無二の舞台を生み出す演劇人ですが、
実は、多くの人が保守的です。
アングラ演劇なんて、既存のものを壊すために生まれたのに、
一番の保守になっています。

日本の小劇場演劇での、役者の手売りやアンケート、贈り物の風習、
チラシ折り込み、演劇サイトへの書き込みなどは、みんな古くて大した意味も感じません。
20年も前にやってたことを今も常識的にやるなんて、
今もポケベルを使うようなものです。

 

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