耳の聞こえない人を演じる。

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お疲れ様です!

スクール生の矢野です。

7月20日のゲーム&インプロクラスについて書きます。

7月20日のレッスンでは、シアターゲームは「Tribe」(日本語で、「部族」)というものをやりました。部族だからといって、槍持ってピョンピョン跳ぶのではなく(矢野の偏見)、複数人で歩き回り、歩くペースを合わせて歩くというものです。ただし、会話はもちろん、アイコンタクトも使ってはいけません。お互いの間に流れる意識を感じあって、阿吽の呼吸で、ペースを合わせて行く必要があります。

いざやってみると、足並みを揃えてみたりとか、目の前にいる人のペースを真似したりとか小手先のテクニックに頼ろうとすると必ず失敗します。

心を無にして、全体に流れる空気を感じ取り、ペースのアップダウンを感覚的に行っていくことが重要です。水地さんは、魚の大群が何の前触れやメッセージもなく、急な方向転換を一斉に行うことに似ていると仰っていました。

目覚めろ、矢野の本能!!と言い聞かせながら頭で考えて合わせようとするのではなく、感覚的に身体を空気に合わせていくと上手くいったような気がします。

後半はゲーム形式でやりました。まず、全体のリーダーをクジ引きで決めます。リーダーは全体の歩くペースを周りの人に気づかれないように何とかして変化させようと努力し、その他の人達はリーダーが誰か当てます。誰にもバレないようにと合わせることしかしなければ、ペースが変わらないし、ペースを動かそうとして露骨に動くと、すぐリーダーだとバレてしまいます。

私は、みなさんの優しさもあってか(?)優勝することが出来ました(笑)

リーダー3回もやってしまってすみませんでした。

舞台においては、演技中に「もっと雰囲気に合わせて!」とか「ついてきて!信じて!」とか言うわけにもいきませんし、アイコンタクトをしてしまっても役を殺しますのでこのような空気を共有して感じ取り合うことで生まれるアンサンブルを大事にしていかないといけませんね。

インプロは、インプロ ノンヴァーヴァル「耳の聞こえない人」というものをやりました。

道に迷ってしまって、何とかして目的地に着くために、目的地までの道を教えてもらおうとする耳が聞こえない人物AとAが何か困ってる様子を見て何とかして道を教えてあげたい人物Bの言葉を使わないコミュニケーションが面白い設定です。

Aの注意点として、耳が聞こえない為、Bの発言に不用意に反応しない(聞こえてるじゃん!とならない)のと、言葉を使わずに如何にして目的地に行きたいことをBに伝えるかが大事です。

Bの注意点としては、耳の聞こえないAに対して、如何にして目的地までの行き方を教えるかということが大事です。

僕は毎年、Aを演じる時に如何に不審がられずにBに近づくか、ということが苦戦するのですがやはり今年も不審者となってしまいました。

理由としては、Bを最初から見つけに行っていて、ストーカーみたいというのと笑顔で歩いてるので困ってるように見えないというものでした。

早く不審者から脱出したい!笑

まだまだ頑張ります。

 

それでは!