5番 SKY SOART Ψ WINGS代表の別役慎司です。
■演出をする上で、気を付けていることはありますか?
それはもういくらでもあります。
特に気を付けていることは、役者が自由に自分で考えて創造できるように導いていることです。皆で創り上げながら、良いアイディアを生かし、統合させていくというスタイルを取っています。
■脚本、演出、出演の三役をしていますが、一番大変なのはどれですか?
それら3つを同時にやることです。
それぞれ難しいことはあります。
役者については出番の多さに関わってきます。
演出に関しては、みんな仲良く、楽しんでやってくれているので安心してやれていますが、役者と兼ねると、自分で見ることが出来ないのでここが難点です。
脚本は作品によって、大変さは違います。
■「桜の園の裏の園」を書き終えたときの気持ちを教えてください。
書き終えたのが結構前なんです。一年前には書き終えていたんですが……どうだろう?
いいものが書けたとは思います。原作の喜劇性を引き出し、軽快なテンポで展開する中に、原作同様の浮いては沈んでいくドラマを、三組の恋愛を中心にうまく描けたなと思いますので、是非観てほしいです。
■あなたの役について教えてください。
ロパーヒンは農奴出身でお金持ちになって、「桜の園」の競売のキーマンになる人です。
ワーリャという「桜の園」の領主の娘と結婚するかしないかという流れもあり、競売に関する流れと、大きく二本の流れがあります。
☆松永隼から質問!
「桜の園の裏の園」を書こうと思ったきっかけを教えてください。
ストリンドベリ、イプセンとやってきて、チェーホフは
昔から好きでやってみたいと思っていました。
その中でも「桜の園」は特別な作品で、大学の時にワークショップで上演したりもしたので、この作品の真の面白さを引き出し、我々のメンバーで新たにやってみたいと思っていました。
海外の演劇祭などに出しても通用するような、斬新な切り口と描き方だと思います。
ネクストバッター→加治みなみ
別役慎司から質問!
「今回が初舞台で、色々学びがあるとは思いますが、どういった点が学びになっていますか?」