IDO・IWANT&IMAGE 発表会直前SPその2(2/19)

0
1347

その2
さて、そして今日(2/19)は、発表会直前スペシャル、というわけではないですが、セリフを組み込んでやるblockingを行っていきました。(一般のいうところの立ち稽古ですね)
セリフ入れはなんとかしました。でも、ido、 iwant &imageを終えているとすでに劇としての構造みたいなものがわかっているので、どんな感じのセリフが出るのかということをあまりストレスに感じずに入れることができました。
ここがこのやり方の長所の一つであり、スタニスラフスキーのいう「生きる演技」に近づくポイントだと僕は思います。
まぁ、もちろん細かいニュアンスは覚えなければならないですが、

話は戻りまして、演技を固めていったわけですが、内容的には、テンポ、エネルギー、コントラスト、緩急、静と動などの調整や、役者同士のかみ合わせを調整していったりしました。
このやり方の長所の二つ目がこれです。
とにかくセリフに入ってからが早いです。セリフが出る前に必要な部分というのはほとんどido iwant image によって補完しているといっても過言ではなく、それゆえに、セリフになったことによるスピード感覚の調整や、役者同士のタイミングの確認といったことが終わった段階で魔法のように形になっているのです。
(もちろん、そこからさらにディテールを詰めていくことの余地はまだたくさん残っていると個人的には思いますが)
だから、作品全体からの調整にも手をつけられるし、ある種の余裕があったようにも感じました。
そんなわけで、今回も怒濤の勢いで一気に終わらせることができました。

繰り返しになりますが、セリフが入ってからが本当に早い。正直今日でblockingが終わるのか始まる前は心配していたりしていたのですが、完全に杞憂でした。それぞれのセクションごとに何度かやって調整する余裕すら有って、それでいてちゃんと最後に通しをすることまでできたのでちょっと感激しました。(まぁ、稽古時間は多少オーバーはしましたが、そこは元々のスケジュールがかなりタイトだったというのがあると思っているので帳消しということで。)

まぁ、あとは、当日、準備して調整してというところだとは思うんですが。
そこはなんとかなるっしょ。と、

と、発表会でこのコースはラストというわけになるんですが、個人的な課題をあげておくと、やっぱりこの技術をいかに外で発揮できるようにするか、できるレベルに仕上げていけるかだなーと思っているところがあります。
今回は、みんな半年ぐらいかけてこの技術を鍛えてきて、みんながこれを共有した状態で舞台を作っていける、けれども、ここ以外ではこの技術はもちろん知られていないわけで。その中で、これをどこまで使いこなせるか、がやっぱり要求される部分ではあるなと。
そうなると、やっぱり現状で満足していてはいられないわけで、

…まぁ、面白いですよね。全く知らない人たちとやってみてどうなるのか。
この先が俄然面白く感じます。

というわけで発表会です。
でわでわ。

a dieu