大学の後輩が華のん企画という所にインターンシップで行っている関係でお知らせをもらい、観劇に行ってきました。
池袋あうるすぽっと
~子どものためのシェイクスピアカンパニー2008~
『シンベリン』
私は知らなかったのですが「シンベリン」というのはシェイクスピアの作品で後期の非喜劇というジャンルのものでした。
音楽代わりにクラップ(拍手)を用いたり黒服のいわゆるコロス?のような存在や、その黒服を活用した早着替え、人形を使った表現など様々な工夫があり楽しい舞台でした。
「子どものための」というだけあってシェイクスピアに格調高いイメージや敷居の高さを感じてている大人にとっても親しみやすい内容だったと思います。
最後の大団円なんかはさすがシェイクスピア。
ただ王様や妃、姫を日本人が演じると(子どものための、というところとは関係なく)どうしてもファンタジー、おとぎ話の世界になってしまうのはどうしようもないのでしょうか…(T_T)
「誇り高きブリテン」というような台詞もリアリティに欠けるし…(悩)
あと、これは今までみた舞台全般に関してのことなのですが、みなさんは「小ネタ」についてどう思いますか?本筋とは関係ないところでちょっとした台詞や動きで笑いをとるアレです。
確かに笑えるんですけど、せっかく作り上げた劇世界から別のところへ引っ張られるようで自分は好みません。
面白いことには素直なので笑うことは笑うんですが少し困惑してしまいます。私が頭堅いだけなのかなぁ~。
ユーモアとして受け止めればいいのでしょうか?
サマーワークショップでちょうどコメディについてやるしタイムリーな話題かとおもいます☆みなさんの意見聞かせてくださ~い♪
しっかしどうしてこう舞台のチケット代って高いんですかね!!
今教えに行ってる専門学校の生徒たちも行ってきたようで、一人の生徒からパンフを見せてもらった。
すごく楽しかったとはいってたね。
小ネタって、ケン玉がどうこうってやつとかかなぁ?
小手先の笑いに走り、作品本来の良さを汚してしまうのはよくないけど、子供たちにとっては「そういうのもありなんだ」とか「そういうふうに笑いをとるもんなんだ」と思うかもしれない。将来芝居をやると、まぁ、同じ事をやるだろうね……。
楽しませるための苦肉の策か、単なる思いつきの余興なのか……たぶん後者なんだろうけど。
画家が、「ちょっと面白いから、背後に犬に乗った人でも描き加えよう」とか思うだろうか?
ポップアートの感覚ならやるかもしれないけど、全体的な芸術性を考えたらやらないよね。
ドモ!ノーリアクション王のひろりんデス(苦笑)ここ最近観た芝居で考えても「小ネタ」やたら多いですよね!せっかく割とイイ話なのに、随所にオーバーギャグ&アクトをぶちこむ・・しかもそれでドッカンドッカン客に受けてる・・別にハスに構える必要はないのだろうけど、小生の感覚がヒトよりズレてる?なんて思ったりも・・人を笑かすのってムズカシイ!小生はいつも周囲の失笑買ってるけどね(苦笑)
見に行った人の心に残ったのがシェイクスピアじゃなくてケン玉だったら悲しい…
(ノ_<。)
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