リアルとかコメディとか。(1/24インプロ)

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1月24日、最初は「彫刻ゲーム」なるものをやりました。

与えられたテーマに沿って自由に彫刻を作る芸術家役と、芸術家が動かした通りに全身を固定する彫刻役に分かれます。

最初は芸術家二人と彫刻役一人でやったので、与えられたテーマ(例えば「山」とか「雪」とか「苦悩」とか「平和」とか「飛翔」…)について芸術家同士の意見を交換し合いどういう作品にするか方向性を決めます。

この時に、「あんまり無理な体勢で固定させちゃ悪いな」とか「もう一人の芸術家の意見をもっと聞いた方が…」とか気にし過ぎてしまうと、攻めきれない作品になってしまいます。せっかくなので想像力や発想力を活かしてダイナミックな動きをつけた作品にしたいですが…こういう時に、とっ散らかす勇気みたいなものも必要だなと思いました。

「専門家と客」

専門家…セミナーの後個別で相談。サプリを売りたいが正直病院に行った方が良いと思う。

客…健康に不安でセミナーに来た。かなり重症だが、疑いや不安止まり。

二人の掛け合いなので、専門家がサプリ(または薬)を売りたい気持ちと、客がサプリ(または薬)を求める気持ちが、良いバランスで押したり引いたりするのが見た目としては良いんでしょうね。

あと専門家は如何にして客の心を掴んで導くか、客の心を包み込んで支配するか、そのために多少上から目線の状態がベターとされます。

今日はたまたま女子ペアと男子ペアに別れたのですが、なんだか随分芝居の空気が異なるインプロになりました。男子は水面下で攻防が繰り広げられるリアル路線で、女子はもう何でも言い合って面白くなっちゃうコメディ路線でした。

見てる人が笑ってくれていると、安心する反面「結局このやりとりはお芝居でしかないのかな」と不安になるときがあります。かと言ってリアルなやりとりにだってダイナミックな瞬間があるはずで、それがなければ見せ物にはならないとも感じています。

どちらが良いと言うわけではないのですが、見てて飽きられなけば良いなーと思うし、観客の気持ちをより多く掴めるものを出来るようにしていきたいなと思いました。

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