演技の設計図~simple and detailed~

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今まで重心やバランス、マイムといった体の動きに集中していたスタニスラフスキーマスターコースですが、10/6から内面の感情の流れに集中し始めました!

まずは座学中心で、演技の設計図作りを習います!演技を組み立てるには、simple actionsとdetailed actionsとmore informationの3要素が鍵となります。

例えば、simpleな行動として「身なりを整える」の中にも、より詳細の(detailed)「雨をハンカチで拭く」や「服のしわを直す」が含まれ、更にmore informationとして「バーバリーのハンカチで」「お気に入りのカーディガンと新しいスカート」で想像を掻き立てます。

これをやっておくことで、曖昧になったりブレることなく自分の芝居を積み上げていくことが出来るそうです。

インプロのような即興にはない正確さや裏付け、より鮮明な想像力で自分の芝居を確かなものにでき、オーディションでも力を発揮しやすくなります。

10/13には個人発表が行われました。演技を細かく設計するだけでなく、super objective(いわゆる超目標)の設定の仕方で分かりやすいか分かり辛いか決まる部分が強く出たと思います。目標に向かうためのエネルギーが存在すると目を引くのでしょうか。マイムの正確さや、見ている相手への目線や声の投げ方も気になりました。

 

10/20ではまたちょっと発展しました。目標を実現するにあたり、あえて「仕掛け」や「障害」を作ることでドラマチックに見せる方法を考えました。

せっかく一つの障害を乗り越えても、乗り越え方によっては別の障害を招いてしまったり余計目標が遠くなったりすることで、もっとドラマは面白くなります。遊び心があると良いですね!この日は体験の方が来ていて、日本刀でタンスをたたっ切るというぶっ飛び具合が勉強になりました(”Д”)