相手に近づきたい理由、そして表現

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スタニスラフスキー

はーい轟でーす。

7月7日、七夕の日は「エネルギー応用編」でした。

前回の基礎編で、エネルギーを相手に届けるには方向、感情、姿勢、視線の感覚や明確な目的を持つことが大事だと学びました。

今度はそれを具体的な実践例を用いて挑戦しました。

例その1.伝令係として王様の元へ走ってくるシーン。

緊迫感を出すためのスピード、勢い、到着のキレの良さ、あと何より「早く伝えなければ」のエネルギーを意識して、舞台の上手から登場して王のいる下手へ走ってきてストップ。止まった後の表情も気を抜かない。

例その2.暗殺者として王に近づくシーン。

その1とは違ってゆっくり殺意のエネルギーを飛ばし続けて何時でも王を殺せるような、スキのない近づき方を心掛けます。

例その3.ダメな伝令係が王様の元へ走ってくるシーン。

その1とは違って方向も視線も重心も散漫に。すぐ首にされてもおかしくない伝令係の演技。これは皆得意だった。。

その4・スピードの速いor遅い×エネルギー高いor低いを組み合わせを利用した表現。

今度は微妙なニュアンスの違いを体現しました!「相手の前に歩いていって止まる」という行動を、エネルギー量やテンポ・リズムに注意して表現するゲームです。

回りで観察している人の意見も取り入れながら、今度はもっとエネルギーを出そうとか抑えようとか、コントロールする感覚を覚えます。

相手が前を向いた状態で待っている時は、近づいてくる人の表情も見えるから視覚で補える部分もあります。ただやはり、背中を向けて待っている時は本当にお互い集中しないと何にもわかりません。普段いかに顔や視覚に頼っているかが分かります。体が何を伝えようとしているのかに目を向けなければ…と実感します。

気持ちだけでは中々表現にはつながりません。つながるとしても、ワンパターンか幅の狭い域でしか通用しません。

本当は同じ目的でも、いろいろな近づき方があるのでしょう。顔や体の使い方が人やキャラによって違うだけで。

だから体の感覚を養うという点では、毎回やっているムーブメントに大きな意味があるのだなと思いました。