「叱責」~ある職場にて~

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今年の4月からここで勉強してます、轟雅子と申します。

天然&姐御と評されておりますが、単純に馬鹿なのと、他の生徒さんより多少長めに生きているだけだと思ってます。

さて、ゲーム&インプロクラス五回目ですが、この日の授業はめっちゃ汗かきました。色んな意味で、湿気だけのせいではありません。

 

最初はムーブメント。主に肩から腕にかけて。

腕を投げ縄みたいに振り回したり、重力に従って振り下ろしたり、肘から下だけ折れた案山子みたいにブラブラさせたり。←この時二の腕部分は肩と平行にするため腕の裏側が攣るっ。ここで変な汗がブワっです。

先日のブログで「腕立て伏せが出来ない筋力のない人」って言葉が出てきたと思いますが、はい私です。筋力がない上に肩こりで、腕首肩回りがガチガチカクカクの私にとってはムーブメントが新鮮であると同時に、今まで役者の体の在り方を舐めてたんだなという事を思い知らされる時間でもあります。

終わった後は固まっていた肩がガクッと下がって爽快感を得られます。

Oh,Balls!

次はシアターゲームで「Oh!Balls!」

皆で円になり、柔らかいハンドボール2~3個(色違い)をアイコンタクトをしっかり行いながら投げ合って渡していきます。ボール投げが苦手な私はこれだけで精いっぱいなのですが、もしボールを落としたら皆で一斉にそのボールの色(グリーンなら「グリーン!」、ピンクなら「ピンク!」)を叫ばねばなりません。レンジャーかっ!

少し慣れてきたら今度は部屋の中を歩き回りながらボールを渡していきます。あちこちで混乱が起き始めたので最後の方は開き直れました。

昔から球技を避けてきましたが、この時は「ボールが怖いなら人間も怖いでしょ」っていう呪いに負けないよう格闘しながらやってました。そう、何故ならボール投げはコミュニケーションの原点らしいから。「言葉なんて交わさなくともキャッチボールすればお互いのことが分かる」なんてインスパイヤーな人種一杯いるらしいですから世の中には。そんな人達しか役者になれないなんて悔し過ぎるから絶対受け取ってやるって思いながらやりました。

終わった後は当然汗びっしょりかいたので女子力0でガシガシふきました。いやー気持ちいい!

でもって第五回目のインプロ・テーマは「叱責」。

シチュエーションは各ペア好きにしていいのですが、要は同じ職場の「一方が仕事を覚えてくれなくて迷惑だから改めてほしい」タイプと、「一生懸命やっているつもりでも不器用だから一方にもそれを理解してほしい」タイプの二人組インプロになります。

その職業特有のフレーズや仕事の流れに関する共通理解がないと伝わり辛いインプロですね。何に対して怒ってるのか、何をしなかったから怒られたのか分からないと見てる側が置いてきぼりになります。

また、決して長くはない制限時間の中で「怒る怒られる」の対立をわかりやすく見せるには、双方にかなりの集中力とエネルギーが必要ですね。リアリティにこだわり過ぎて発射まで時間がかかり過ぎることもあれば、最初から喧嘩上等気分でいると共感してもらえなくなることになりますので。お互いの呼吸を読みあって食いつける瞬間にガブリってする感じ。本当は喰らい合うのがお互いやめられなくなるくらいやりたい。けれど、あまり長い時間に頼らないようにするのは映像系の芝居に役立ちそうな気がします。

ここまで偉そうなこと抜かしましたが、後から冷静になって考えた末の戯言です。

レッスン中はひーひー言っております。相当冷や汗かきました。

轟雅子

「岩盤浴が似合う」と言って頂いたので、今日のブログはとことん汗にこだわって書いてみました。

次のブログは…身長186cmの大男(!?)、吉川氏を第一希望で(笑)