Heart is won by heart

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どうもこんにちわ。
最近、妙に鼻血が出てしまうイソヤマです。
今回のチェーホフクラスは「全体と個」がテーマでした。
早速その内容ですが、
まずはいつも通り「パン捏ね」やら「ピアノ」やらで場所や身体への意識を高めました。
ついでに今回は「刺されて絶命する」やつもやりました。
刺される時のイメージ(刺された時の肉の感じとか痛さの感じ)も大切とのことでした。
次は「cats and mice」(猫とネズミ)をやりました。
メンバーの中で猫役を数人決め、それ以外がネズミになります。
それぞれ散り散りになり、猫役はネズミを捕まえること、ネズミはネズミ同士で集合することを目指します。
ただし、全員目をつぶり、スロモーションで歩きながらです。
猫はネズミの背中をタッチすることで捕まえることができます。
実際にやってみると、場所と繋がりを意識したり、人への意識に対して敏感に行っていけたような気がします。
ただ、意外に難しかったです。その一方で、次やるときはこういうやり方だったら全員捕まえられるんじゃないかとかこういう風にできれば完封勝利できるんじゃないかとか色々自分の中でアイディアがでてきて面白かったです。
そのあとは、二人でペアになって歩くワークをしました。二人で横になって歩き、二人で一つのテンポを意識する合わせるというものでした。(テンポはペアの中で自由に変えても良い。)
そのまま今度は二人がバラバラで歩きつつも「繋がり」は保ったまま歩きました。
ここでは相手を聞く意識と自分はこうだと主張する意識を持って、ある種「会話」するような感覚を得られました。またワーク後のディスカッションでそれぞれ違ったイメージを持ちながらどこかで感覚が共通している部分があるのは自分としては興味深く思いました。
ここからは、信頼を必要とするワークを行なっていきました。
みんなで小さな円になってその中心に一人目をつぶって棒のように立ってもらい、あたかも「やじろべぇ」のようにみんなで動かしてみたり、
二人組になり、片方がもう片方の後ろ側に立って、棒のように倒れてくるのを支えて元の位置に戻すということや、
椅子の上に後ろむきに立って、そのままダイブするのをみんなで支えて担ぐということをやっていきました。
自分としてはこのワークは以前やってことがあり、どういう興味深い体験を得ることができるかも意識していました。
また、リスクを取りつつ、それゆえに全員がある種の緊張感を持って一つのことを成していく心地良さも感じました。
最後は、今日のそれまでのワークの動きを混ぜて、一つの作品を作ることを行いました。
アンサンブル、信頼、リスクをとること、繋がりを持つこと・・・そういったことだけでも何か興味深いものを作り出せるということを体験できたと思います。
今回は「全体と個」ということで色んなことをやっていきましたが、相反するようにも聞こえるものが一つの場にうまく共存する瞬間を感じられ、それがすごく大きなエネルギーを持ったものになっていたように見えたのが味わい深かったです。
ということで今回はこの辺で。
Boa sorte!