〈必読〉2016年度水曜インプロまとめ

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志田明日香

2016年度最後のシアターゲーム&インプロヴァイゼイションクラスのブログです。まさかの担当は志田です。しかし、今回は一味違います!最後なのに普通で終わるのは勿体無いな…ということで今回はラストに鉄板のアレを持ってまいりました。

(ここはサラッと書きます。)3/23のラストシアターゲームでは、「Crossing People」というキャラクター編やエレメント編に分け、どんな人たちが横切ったのか当ててみよう!というゲームを行いました。紋切り型を警戒し、各々独自のモノを演じられていた印象でした。

そして、ラストインプロでは『似顔絵』というコンフリクトを行いました。客は「似顔絵が自分と全く似ていない。だから金を返してもらいたい。」そして絵描きは『完璧に似ていることはありえない。特徴を捉えているだけ。「似ていない場合、返金します」と断りごとを書いているわけではないので、納得してもらえないと困る。』です。みんなコンフリクトを起こす前に、似顔絵を描くのに戸惑ってました。中には人間では無いものもチラホラ…。写真でお楽しみください。

 

さて、お待たせしました。冒頭で述べましたアレ……実は2016年度のシアターゲーム&インプロヴァイゼイションクラスを体験した7名(自分含め)の方々から熱く深い感想を頂戴してきました!!!ありがとうございます!!!それではスタート!

 

もともとはムーヴメント目当てでやっていましたが、「もっと身の回りを観察しろよ」と思い知らされましたし、「イマジネーション」がたりねぇよってぶん殴られたような感じでした。
もちろん、そういったことが重要なこともわかっていたことにはいたんですが、実際に直面することでわかってくる、言葉に表せないようなニュアンスの部分が多くあったなと思います。
あとは、他の役者と時に協力し、時に信じる、そういうことの「大切さ」・そしてその「趣深い面白さ」というものを刻めた一年だったなと思います。
イソヤマ

 

演技未経験の中、途中から参加させてもらい、それでもたくさんの気づきがありました。発想力や体の感覚、瞬発力など、日常ではなかなか意識することのない力を養えました。とても楽しかったです。それに、このスクールは自分自身の気づきを大切にするので、自分なりのものが考えられたので良かったです。ありがとうごさいました!
ゆきこ

 

初めは右も左もわからない状態でしたが、一人一人にスポットライトを当てまた生徒と生徒で考え教え合うことで最初では感じられなかったものを感じることができるようになり、沢山の演技をすることができました。すごく楽しかったです!
北川

 

受ける前までの私は発想力や想像力が全然無く、違う台本でも無意識に同じキャラクターばかり演じてしまい、手詰まり状態でした。このインプロクラスを受けたことにより、その行動が起きる原因は何か、どのような背景があって動いてしまったのか等、そのインプロの題ごとによって演じ分けられるようになったと思います。いや、というよりも、即興で演技ができるようになり、今日はこんな人を演じてみたいな〜など演技をすることに楽しさを感じられるようになりました!劇中で自分ではない人物として生きる感覚を味わえるのは正しいメソッドを知ってこそです。そのような体験を与えてくださったスクールには感謝しています。

志田

 

演技を学んだことはほとんどなく、初めは苦しみました。インプロも初めは、設定に○○したいって書いてあるから○○したいってただ言う、みたいなことばかりしていた気がします。でも、それでは感情は自然に出てきませんでした。本当にそう思えるような動機が必要です。自分の演じる人物はどんな背景があって、こういう思いがある。だから、○○したい。この正当化が上手くいくと、感情や行動も自然なものになり、演じることが楽しいと思える瞬間でした。
最初はただ会話を途切らせないようにしようとか、与えられた時間を消費するのに精一杯でした。でも、少しずつ、役として生きられる瞬間が出てきたのかなと思います。
思うようにいかなくてとても苦しいときもあったけど、やめずに続けてよかったなと思います。
たけうち

 

スクールで学んで一年、学びと気づきが多い一年でした。
特に舞台にある無限の行動の可能性と自由な発想力、役として存在し行動する感覚を得られたのは大きかったです。
これからも演技を続けてより高みを目指していきたいです。
道脇

 

「生きる演技」
今年のインプロは若い世代揃いで、僕も2年目とはいえ、全く演技が分かっていなかった(今も模索中ですが)ので、基本中の基本さえ分からず手探りなところから始めました。最初は皆とりあえず設定通り演じてみるだけで、そこで満足していました。そこから独創性、更なるリアリティを追求して、各々考えるようになり、下半期の最後の方にはチラホラと真実の感情が見えるような演技が出てくるようになりました。僕も最後の方になるにつれて落ち着いて演技が出来るようになったかなと自己評価しております。また、観客を意識しすぎて生まれる「見せすぎる演技/わざとらしい紋切り型の演技」から少し脱却して「場を生きる演技」が出来るようになったかなあと感じています。
矢野伸一郎

以上

最期まで読んでいただき、ありがとうございました!別役さん、水地さん、ご指導ありがとうございました。2017年度もどうぞ宜しくお願いいたします!

 

2 コメント

  1. すごい!
    みなさん感想ありがとう!!
    私も1年間みなさんからたくさん学ばせてもらいました!
    すいち

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