2/25(土) 巷でいうコミュ力

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明日から3月ですね。月日が経つのが早くなったな〜と感じているスクール生の志田です。

今回のスタニスラフスキークラスのテーマは『コミュニケーション』でした。

まず机で部屋を作り、監獄という設定で囚人役複数と看守役1人を決めます。囚人は各々の独房が設けられ、お互いの姿を確認することはできません。ここでのポイントは、声等を使い、自分がどんな罪で捕まり、収監されている期間はどれぐらいか、どのように生活しているのかを周りの人たちにイメージを伝えることです。

次に机を取り去り、全員が囚人役です。しかし、今度は周りの人たちの姿は見えますが、コミュニケーションを取ってはいけません。各々の独房でどのような囚人を演じていたのか、最後にみんなで指摘し合います。

この2つのワークを通し、自分が今まで言葉に頼ってのコミュニケーションをしていたかが分かりました。困った時は口が勝手に開いていたと思います。ノンバーバルコミュニケーションの面白さを実感しました。

最後に、そのノンバーバルコミュニケーションのワークで、want18項目(例えば”愛していると伝えたい””許してあげたい”など)の中から1つ選び、言葉を使わず表現し、相手に何を伝えたいのか当ててもらいます。この時に例えば”空腹なので食べ物が欲しい”であれば、一般的にお腹に手をおさえるジェスチャーをします。これでは所謂「紋切り型」演技です。当てやすいですが、表現としての面白さはいまひとつです。ということを押さえ、各々の演技に注意を向けながら、この感情だったらこの動き多いよね等を話し合いました。

状況設定も観ている側にとって重要なヒントだなと思いました。演者が表現したいwantを理解しやすいからです。また、wantを発しすぎてあからさまな演技にも面白さはいまひとつでした。wantを隠しつつ滲み出すバランスを考えるのもポイントだなと思いました。

いつのまにかI do I wantの内容が混ざっておりますが、スクールで学ぶクラスは全ての内容が1つに集約されると考えています。残り1ヶ月も精進していきます。