演技備忘録 インプロの気づき

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スクール生のよざです。

最近インプロの自主練習や

スクールの稽古を通して良いインプロ

の条件が段々と見えて来たので

ざっくり書こうかと思います!

 

 

 

今日はインプロヴァイゼイションについて
書いていきます。

 

インプロヴァイゼイション(以下インプロ)
とは即興のことです。
即興というとエチュードのことを思い浮かべる
かもしれませんが、
エチュードは、ある程度の筋書きがあり
それにそって即興的に演じていくのに対し、
インプロは、シンプルな状況設定のみで、
落ちや展開は俳優次第です

インプロは俳優が自由な発想で状況設定に対して
即興的に演じていくので俳優のいろんな技能が
総合的に身につけられます
エチュードよりいろんな展開や、アイデアが出たり
するところが面白いです^^
また、インプロはそれぞれの目的があり
それをお互いが達成するために行動していきます
(いろいろ種類はありますが)

例えば、インプロで
A転校生がやってきた。面白そうなやつだから、
俺らのグループに誘いたい。
B転校生はなんかいけすかない。グループに入れると
何か問題が起きそうだから、入れたくない。
というインプロがあるとします。
これに対して、一つ目のポイントは
どこまでそれぞれの主張を正当化できるかです
僕も最初よくやりがちだったのですが、
理由もなく人が行動しないように、
グループには入れたくない理由があるわけです。
演じているうちに、この入れたくない欲求が
消えてくるわけですよね笑
そうすると、もうただの中身のない押し問答
ななるわけです
なので、Aさんはなぜグループに入れたいのか?
またその動機をどれだけ正当化して、
行動の欲求を起こせるか

Bさんも同じです

そうすることで、演じている人間は目的もなく
設定のために行動することがなくなり、
うちから湧き上がる欲求によって行動するように
なります

これは体感してみないとわかりませんが、
こ欲求がないとめちゃくちゃインプロが長く
感じるんですよね笑
でもうまく設定を正当化して動機を
持てるといいインプロになり、時間が経つのが
ほんとに一瞬です!笑
という舞台では行動にはすべて理由があり、
動機があり欲求があるように
そういう能力を高められます
そして、なにより大事なのは
状況をしっかりイメージすることです!
例えば、上のインプロで言うと
教室なら朝の授業の前で
周りはクラスメイトがおしゃべりしていて、
その転校生はどの辺にいてどいうやつなのか
周りの状況をしっかりイメージすることが
本当に大事です泣
これがまた難しいのですが笑

これがうまくいくと、本当に
朝の騒がしいクラスにいるような
気分になり、転校生がウザったく感じたり
数学が一時間目にあるからだるくなったり
とほんとに演技が生き生きしてくるんですよね!

そのイメージが鮮明に演じている人が
見えていれば、見ている方も周りに
クラスメイトや転校生が見えてくるんです!笑
うまくいったときは、
うおおおお!とか声あげてテンションは
最高潮です笑
このイメージ力はほんとに難しいです。。笑
ふわっとイメージするだけじゃダメで、
細部までイメージできればできるほど
良い演技につながりやすいです。
匂いや音や色や、周りの人の感じとか
場の雰囲気などなどここが最重要ポイント
といっても良いくらい大事だと個人的に今は
思っています
そして、もうひとつ大事なのが
そのシーンの前後はどういった
状況なのか?ということです

上の例で言うと、
Bは昨日転校生がクラスの女子とちゃらちゃら
話しているのを目撃しているとか、
朝の投稿で隠れてタバコを吸っていた等
これは上の目的を正当化して動機を生むためでも
ありますが、
こういう身近な学校などはそんなに考えなくても
できたりするのですが、
もっと強力な主張や感情を生むためには
もっとさかのぼって動機を産まなければ
ならなかったりします
とつらつら書いていきましたが、
とまらなくなりそうなので
今日はこのへんで区切りたいと思います!

これらのことは、稽古で習うのもそうですが
自主連を通して実践して
体感として見つけていった部分もあります!
なので、頭でっかちの知識というよりは
一つ一つ試行錯誤して見つけて言ってる
ような感じです

 

なので、スクールの最高の稽古を

いかに自分で考え消化し、

実践的に身につけていくかはその人

次第で、これが本当に大事だと

思います
というような感じでこれからも
備忘録更新していきたいと思います!
今日書いたことは、
スタニスラフスキーの「俳優の仕事」に
すべて載っています
最強の本です

 

 

明日のインプロの稽古も

気合い120%で頑張りたいと

思います!