アレクサンダーテクニーク ワークショップ

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キャシー・マデンのWS2日目は、スタジオ管理を任せた人が熱で出られなくなり、
たった一時間で退席するというハメになってしまいました。
ひろりんが詳しくレポートしてくれるでしょう。

自分としてはエッセンスは全て一日目でわかったので、よしとします。
パフォーマンスに関して、アレクサンダーテクニークは使えます。
が、要はスタニスラフスキーの中にある、「緊張をコントロールする」「意識を使う」「身体の機能を高め、バランスを整える」といったことを用いることです。
アレクサンダーテクニークは、身体の分析が細かいので、心理的なブロックも、身体を意識することでブロックを取り除くことが出来ます。そこに精神的な暗示やポジティブなイメージも利用されているのが面白いことです。

ちなみにひとりひとりのパフォーマンスに関する悩みを解決していきましたが、すべてぼく自身なりの答えはありました。アプローチがちょっと違いますが。だからアレクサンダーの講師じゃなくても解決できるわけです。

なにがアレクサンダーで、なにがアレクサンダーじゃないのか境目はよくわかりません。
ぼくがやっていることも、アレクサンダー実践者から「アレクサンダーテクニーク」だといわれることがあるでしょうし、ぼくから見て「それはスタニスラフスキーだ」「それは引き寄せの法則にも関わる」と思うものも多いのです。

良いものは共通します。

個人的には、普段教える立場なので教わる立場にいるのがひどく疲れました。
FEATHER PROJECTマスターコースで、みんな疲れたのは、普段教わる立場なのに教える立場になったからでしょうね。慣れないことは疲れるものです。

ところで、アレクサンダーテクニーク・アソシエイツの運営部長と話をしていて、「俳優のための講座を開きます」といっていました。ぼくが、「役者にとってはアレクサンダーは高い」と何度かいったことが反映されたのか、通常価格の半額の設定となっています。週一回で8400円だそうです。(9月4日よりスタート。毎週金曜日15:30-17:30。)
講師は日本人の方です。
この値段設定ならお薦めです。スタニスラフスキーやインプロなどと平行して学んだほうが偏りがなくていいでしょうね。興味がある人は問い合わせてみてください。
詳しくはこちら

by 別役慎司

2 コメント

  1. 良いものは共通する…なんか響きました!
    普段の稽古でも自分自身の密度をもっと濃くしていきたいです。

  2. 世界の俳優訓練指導者が集まって、ワークショップをやろうとしたときに、みんな似たようなことを考えていたという話も聞いたことあるよ。

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