子どもたちが食い入るように観る舞台

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どうも秋江です。

個人的なことでりますが、私の経済的な仕事は(役者といいたいですが)英会話教師です。

イギリスの留学後は英語をずっと子どもたちに教えてきました。

子ども達への英語教育の難しさというものを肌で感じてきました。

そんな中演劇は英語教育でも取り入れられていて、確かな成果があると感じています。

 

演劇というのは、

アクティブに相手の立場に立ってものを考えることができたり、

その時代背景を考えたり、コミュニケーション能力を高めることにできる、

使い方によってはとっても便利なツールです。

 

今回は

「英国ナショナルシアター製作の「The Cat in the Hat」を鑑賞
子供のための演劇について語り合うワークショップ」

に参加をして演劇の違った使われ方。とくに舞台上の子ども達へのアプローチを観てきました。

 

「The Cat in the Hat」は有名な絵本で、それをこれまた有名な演出家ケイティミッチェルが舞台化したものです。

30分ほどの舞台のDVDを鑑賞後は皆でディスカッションをしました。

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映像の中には子どもたちのリアクションも同時にとられているのですが、

本当に生き生きして、食い入るようにみていましたね。

 

役者の目から見ても、ターゲットを絞って、子どもたちがどうやったら楽しめるかを

緻密に考えられていました。

 

ここではその戦略的ともいっていい、舞台の素晴らしい3つの点を書いてみます。

 

①キュートでシンプルな舞台上のセットや小道具

子ども達の集中をうまくコントロールするために、舞台上の衣裳や小道具、大道具はとってもかわいらしく、

目を惹きつけるものですが、しかし余分なものを完全に取り去られていていました。

演出で何がこのシーンでは見せたいかをしっかり考えているので、そこに誘導するためにシンプルな舞台にし、逆にあるシーンでは大量に小道具を出したりしていました。

 

②子ども達にイメージさせる

舞台上での見せる演技だけではなく、舞台袖で何が起きているのか、イメージさせる演出が多かったです。

「ママがかえっている!」という言葉で、袖からの声だけでお母さんの姿をイメージさせたり、

袖から様々な効果音をだして何が起きているのか創造させたりしていました。

 

③子ども心理をよんだストーリー

子どもは、遊びたいという気持ちと、「ちゃんとしなくちゃ」という理性でいっつも葛藤しています。

それを子どもの遊びたい気持ちを表す「The Cat」と理性的な部分を表す「Fish」との舞台上での言い争いで表していました。

 

舞台の隅から隅まで、考えられた舞台。

なんとなく大人の相手ばかり考えてきたので改めて、

お客さんの目線でものを考えるということを学ばせてもらいましたね。

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