舞台上の行動には、全て理由がある

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あけましておめでとうございます。

秋江です。新年より、稽古代わりにサイクリングばかりしております。

やっぱり役者は身体が商売道具ですからね、常にメンテナンスしておかないと。

 

昨年のことになりますが、

12月のテーマは、

「Imagination(想像力)」

 

想像力は舞台上で様々な場面で使うと思いますが、とりわけ注目をしたのが、

『Justification(正当化)』=『理由づけ』

舞台上の行動には全て理由があります。

もし意味のない行動や一貫性のない行動をすれば、お客さんからは何をやっているのか全くわかりません。

よい演技を見てみると、この理由づけがはっきりしていて、明確な思いが伝わってきます。

創造力でもって行動の正当化をすることを学びました。

 

【エクササイズ】

様々な行動(握手をする、帽子をかぶる、電話をするなど)が書かれた紙を引き、

その行動の理由づけをする。

 

例えば行動が「帽子をかぶる」の場合

理由は「私は窃盗犯で、後ろから追ってきた警察から身を隠したい、そこで帽子を購入をして、扮装をしよう。」

 

このワークの難しさは2つあります。

一つ目は単純に理由づけが難しい。さっきの例でいえば、理由付けがされているかもしれませんが、しかしどんな場所か、どんな犯人なのかなど、詳細が欠けています。こういった細かい点を含んだ理由づけは難しいのです。

二つ目は理由づけがうまくいっても、それを身体で表現ができるかということ

 

この点はとても演技をするうえで大事なので、今後も意識して高めていけたらと思います。

秋江