チェーホフ&ジンダー クラスの2回目~2回目~

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チェーホフとジンダーのメソッド

チェーホフ&ジンダーのワークショップが二回目を終えました。

まずはThe Energy Circleという練習から。簡単にどういうエクササイズかと言うとグループが円になって、エネルギーを伝達していくというもの。具体的には、「はっ!」という気合の入った掛け声と同時に手拍子、それにアイ・コンタクトによって目に見えないエネルギーをパスしていきます。エネルギーを送ることに集中が偏ると、受信するほうが疎かになり、まごついてしまいます。そう、以外にしっかりと受け止めることができないのですね。これは日常生活でもよくある事かもしれません。相手に言いたいことは言うけど、人の話や気持ちをきちんと受け止めていないということはありますよね。

その後は、動きの性質を意識でもってコントロールして、表現力を養う練習をしました。そのキーワードは、Staccato Legato。音楽の好きな人は聴きなれた語彙でしょう。練習ではStaccatoは速くて断続的な動きを、Legatoは遅くて持続的な動きを表すのに使われています。 両者どちらかの性質を選んで何か動作(服を脱いでたたむとか、料理をする等をマイムでする)をしながら、何らかのテーマについて話をするという練習をしましたが、中々これが難しく、話すことに集中すると、動きが止まってしまうということがよくあります。傍から見ている側にとっては演者の混乱ぶりが面白いのですが。

とまあ、色々なエクササイズをしたのですが、最後にもう一つだけ興味深かったことを書いておきたいと思います。それは、身体のセンターから四肢へエネルギーが流れている、と想像して自然な動作(ここでは歩く)をするというものでした。興味深かったのはセンターの位置が胸であるという点でした。日本ではよく、身体のセンターを臍下丹田にもってくるということを言いますが、チェーホフは胸と言っています。身体的な動作と心理的なそれをつなぐといういう観点からすると感情を体感しやすい胸の奥にセンターを置くことは理にかなっていることだ、と妙に腑に落ちたのでした。ところで、腑に落ちるの「腑」とは、腹ですね。また話が前後しますが、日本は昔から意志や感情を腹で受け止めていました。胸のセンターをイメージすることは、意志や感情が腹に落ちる以前の胸にある段階を意識するということなのでしょうか。それとも単なる文化的な違いなのでしょうか。ふーむ、いずれにせよ実践あるのみでしょう。これからまだまだ面白くなりそうなワークショップです。

Noy