5年間も英国から遠ざかっていた。
演劇をやるものとしては、センスが鈍ってしまう年数。
本はAmazonで買えるけれど、やはりNational Theatreのブックショップで色々とみながら買うのはいい。
スタニスラフスキーの新刊も出ており、詳しいエクササイズが書かれた本と当時の写真がたくさん載っている本を購入。その他には、舞台装置の写真集と、子供から若い人の演劇教育のための本、そしてカードがついているインプロの本。あとは「オイディプス王」の戯曲を買った。
日本と比べると演劇書の数は半端ないし、その内容も充実している。この差も演劇のレベルの差に現れていると思う。
そこはみんなも驚いたんじゃないかな?
5本観た舞台はどれも選りすぐりで、バリエーションも豊かで、実にいい作品に出会えたと思う。
そして、みんながとても感銘を受けてくれて嬉しかった。
肌で感じた英国演劇のレベルはどうだっただろうか?
演技も演出も技術が本当に高いし、妥協しないし、エンターテイメントの要素が入っていようと「芸術」が包んでいる。
作品をランキングにすると、
1位「some trace of her…」☆☆☆☆☆
2位「Les miserable」☆☆☆☆
3位「Oedipus」☆☆☆☆
4位「Ivanov」☆☆☆
5位「A Midsummer Night’s Dream」☆☆☆
かなぁ。
「some trace」の演劇の概念を何重にも破る演出と、それを見事に具現化させたカンパニーの技術の高さと努力の結晶は言葉に尽くせない。自分はまだまだ妥協してばっかりだと思ったし、人間のクリエイティビティーは、ここまで持っていけるんだと思った。
「Les Miserable」は、実は初めて観た。誰からも愛されるストーリーとたくさんの見せ場。瞬間瞬間まで生かされた完成度の高い演出。音楽や歌も素晴らしかった。
「Oedipus」は、この演出版としてのスタイルが荘厳でモダン。レイフ・ファインズの演技も存在感を出していた。余計なものを省いたシンプルさがギリシア悲劇のクオリティーを創り出していた。
「Ivanov」は、トム・ストッパードの台本がとても良くできていたのだろう。笑いの絶えない舞台だった。演出的にはあまり目に付くことはなかったが、イワーノフと他の人物のコントラストや、ロシアの退屈さとチェーホフ流の滑稽さが良かった。
「Midsummer Night’s」は、照明の幻想的な美しさは派手ではないが良かった。演技としてはボトムの面白さが光っていたのだろうけど、英語についていけず。他のキャラクターが少し弱かった。
旅自体は、大勢で行くことが初めてなので、新しい楽しみ方が出来た。
メンバーが楽しすぎた。特に「ひ」「よ」「た」が。
愉快だったし、なんで「よ」「た」は、こんなにユニークな出会いを引き寄せるのだろうと感心した。自分一人の旅だったら、絶対に起こらないことが起こる。
我が魂の故郷というべきストラットフォード・アポン・エイヴォンを気に入ってくれて嬉しかった。かつて、野宿した翌日、ふらふらと歩いたアン・ハサウェイの家までの道。懐かしい景色だった。そこではしゃぎまくる「よ」「た」「い」……。
りんご園でも走る……。
個人的にはシェイクスピアの墓にいけたことがよかった。
シェイクスピアと共鳴してきた。
招かれた感じだった。
観光や買い物は十分に出来なかったけれど、おのおの夢を叶えてくれて嬉しかった。
自分云々より、みんながpricelessな経験を得てくれたことが嬉しかった。
from 別役慎司
私もみんなを見てると、おバカさんたちが一杯いて、久しぶりにみんなでかけっこして楽しかったです(笑)
みんなでアホになれた~!
企画から当日まで本当にお世話になりました。
みんな感謝してます。
ありがとうございました。
お疲れ様でしたー。
色々面白かったです。
バカのお守りは大変だったしょうがおかげで無事帰国できました。
ま、大変なのはこれからでしょうけどもっ。
一番、騒音と迷惑を撒き散らしました。
ごめんなさい。
そして企画および現地でのカルガモのお父さん役、本当にありがとうございました。
「楽しい」認定をいただけて光栄ですが、私は「ヨ」に笑いながらリンゴを投げつけてきた「ベ」も楽しい方だと思います。
お疲れ様でした!
初めてのイギリスとても楽しかったです。今回の旅行では自分が意外と静かで意外でしたwと言うか皆が愉快すぎるww
ありがとうございました~!!
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